マラソン前の無秩序(北海道マラソン2018 前乗り)
尿酸、異常事態
ミーハー、上等!(ありがとう、金足農業)
2ヶ月ぶりの日記
どうでもいいけど、今、二ヶ月日記を書かない、という冒険をする勇気があなたにありますか?って話ですよ。おそらくないでしょうね。怠惰を身につける以外には。
ipad を手に取り、Bluetooth対応のキーボードと接続。そして、久しぶりにこの日記を開く。
なるほど、最後に日記を書いたのが6月中旬だから、日記を書くのは実に2ヶ月ぶりである。あまりに久しぶりすぎて、書き方が今ひとつ分からない。また、ほったらかしにしていたキーボードもなんだか調子が悪い(キーボードが勝手に字を入力し始めたり、勝手に字を変換してsいまう。待ったkう誤字だ辻ばかりになるではないか。)、
ーーしかしまあ、逆によく戻ってこれたものだなあ。そっちの方が感慨深い。普通、このまま日記を書かなくなるもんじゃない?
週に1回書くくらいの習慣づけはできていたつもりだった。しかし、1回書くのを忘れ、その翌週もいろいろあって書けなかった。その次の週こそは夏に負けないくらい熱い文章を!と思って、妙な傑作意識を持ってしまい、結局書きあげることができず。・・・・・・こうなると、普通もうダメだよね(笑)。ちょうど1ヶ月過ぎたタイミングで「戻ってきました!」って書く気にもなれず、気づけば日記を書いていたことすら曖昧になっていった。
そのまま、フェードアウトしそうな流れだったのだがーー何故か2ヶ月経った今日、理由もわからず日記を書きたくなったのであった。理由がわからないので、我がことながら再び日記を書いていることに妙な気分となる。でもまあ、きっと、やっぱり日記が好きなんですね、ということにしておこう(ダメだ、キーボードが完全にイカれちまいやがった。手入力に切り替えよう)
ちなみに日記をサボっていた2ヶ月間、別に心乱したり、多忙を極めていたわけではない。結婚はもう少しだけ先になりそうだし、転勤や異動の予定もない。両親もまだ元気にしている。実に平和、特段変わりない日常を過ごしていた。
あえて書くとしたら、彼女と一緒に激安タイ旅行ったことくらい?あと、暑すぎて外走れないので、近所の市営ジムに通いを始めたことくらいろうか。あ、あとはiPadを買ったおかげで、読書量がかなり増えたかなあ。電子書籍って、最初は敬遠していたけど、使い始めたら便利すぎて読書が止まらないのである。タイの珍道中やジムで引き締まったボデーや電子書籍の素晴らしさを日記に書いても良かったんだけどーーまあ、
…あえて書くほどのこと?
という、日記を継続する上で絶対に考えてはいけないことがちらついてしまうのである(単なる言い訳だね。それにしても、キーボードないとこんなに書きづらいものか?)
今回のはリハビリということで、また明日からゆるゆる日記を書いていきます!ひさしぶりに他のブログもお邪魔してくるとするか。浦島気分でちょいと楽しみでん。二ヶ月、60日,1440時間、86,400分。昨日以上ではあるが、100年といえば大袈裟ですね。 (そんなことよりも、まずはキーボード買おうっと)
地震につき、控えめに
月曜日。
朝、6時過ぎに起床。
(走るにしては遅い時間だな。5時に起きて走る予定だったのだが・・・・・・。)
貴重な朝の時間である。ウダウダしている暇はない。気を取り直し、シャワーを浴び、着替えを済ませる。朝食に牛乳を一気飲みし、7時過ぎに家を出る。
ーー
電車に乗っている最中、ぼんやりと、昨日自分が書いた日記を読み返す。
(150km、6月走りきれるかな・・・・・・、まあ、今朝は走れなかったけど、夜に走ればいいか。今日は午前中にアポイントがあるだけだし。早く帰って走ろうっと)
10分ちょいで会社最寄り駅に到着。そこから10分程度歩く。
エレベーターに乗り、8時前にオフィスに到着。オフィスには先輩社員が数名いる程度。元気のない挨拶を済ませたあと、PCを開く。
(さて、メールチェックをした後は、午前中の商談の準備をさっさとすませーー)
そう思った、その時である。
7時58分。
ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ
(・・・・・・・!!)
揺れを強く感じる。ただ、それ以上に、携帯電話から鳴り響く「緊急地震警報」のけたたましい警音の方に驚いた。
揺れは比較的すぐに収まった。まわりを見渡すと、慌てふためいている人もいれば、私のようにどうしたらいいかわからずに辺りを見渡している人もいれば、何事もなかったかのようにPCに向き直す人もいる。
地震発生からすぐに、上司から安否メールが入った。上司は電車に乗っていたようだが、地震の影響で電車が止まり、身動きが取れない状況らしかった。上司以外の同部署の方々とも連絡がつき、どなたも会社に行けない状況であった。どうやら、私が所属する部署の同僚は、私以外、誰も会社に来れないようであった。
すぐに、館内アナウンスが流れ、津波の心配がないことを伝えた。そして、数分前に私が乗っていたエレベーターが運転停止したことを告げる。もしもエレベーターに乗っていたら・・・・・・ちょっと怖くなる。
インターネットのニュースをチェックする前に、他部署の方の
震度6弱 大阪直下らしいよ。やばくない?
という声が聞こえる。どうやら、ことは思いのほか重大のようだった。午前中に入っていたアポイントはキャンセルを入れた(といっても、取引先も地震の影響で出社できていなかったので、何も問題はなかったが)。
ーー
その後、ツレや両親、ずいぶん疎遠だった友人、会社の取引先からメールが届く。私もサラリーマンらしく、大阪の取引先に安否の確認連絡をする。
始業後すぐに、我が部署の部長からも連絡が入る。無理せずに早めに帰宅せよ、との指示。ただ、地震の影響に伴う情報共有や、配送トラブルの対応もあったため、すぐに帰宅することはできなかった(だって、代わりにやってくれる同僚が会社に誰も来ていなかったんだもん)。
16時過ぎ、一通り地震の影響に伴う業務を済ませ、帰宅することにした。
ーー
(最寄駅の張り紙)
帰りの電車も動いていなかったので、仕方なく、会社から家まで歩いて帰宅。同じように歩いて帰宅する人たちの行列により、大渋滞に巻き込まれた。私のようなサラリーマンならカバン一つでいいが、観光目的の人や出張関連の人たちは、道の悪い中、重いキャリーバッグを引きずらなければならず、一層大変そうだった。海外から来た人たちは、もっともっと大変なことだろう。
ーー
1時間半程度歩き、家に到着。マンションのエレベーターも使えなかったので、階段で部屋までたどり着く。
(部屋の中、大丈夫かな・・・・・・)
おそるおそる、家のドアを開ける。
ドアを開けると、特段変わった様子はない。電気は無事に通っている。ガスコンロをひねると、無事に点火する。蛇口をひねると、変わらずに水は流れる。ホッと胸をなでおろす。
・・・・・・しかし、視界にあるものが。
(ハンバーグ・・・・・・?)
少し前に買ったハンバーグ。冷蔵庫に入れていたハンバーグである。だが、なぜか床に落ちている。
・・・・・・あ!ハンバーーグ!!
私はすぐに冷蔵庫が開きっぱなしになっているのを確認。中のものを確認すると、全て生暖かくなっていた。この時期の冷蔵庫内の生暖かさは不快以外の何物でもない。
(まあ、この程度で済んだのならかわいいものか・・・・・・)。
さて、本丸の部屋の扉を開けるとーー
(我がナルシスト鏡)
本棚がひっくり返り、本が床一面に散らばる。また、ナルシスト鏡(エクササイズ用に昔買った高さ2m近くの鏡)が綺麗に倒れている。幸い、割れてはいなかったけど、ナルシスト鏡の圧力でずっと愛用していたゴミ箱がぐちゃぐちゃに圧壊されていた。あと、ゴミ箱の中身が散乱していた。
(この程度なら、かわいいものよ)
部屋の片付けをさっさとすませ、テレビをつける。
人が亡くなったことを知る。
避難所に避難している人たちが映る。
交通インフラが乱れ、先ほどの私のように歩いて移動している人たちが映る。
明日からは雨の影響でより一層の警戒が必要だという。
地震は今回だけにとどまらず、ここ一週間は余震や同程度規模の地震が起こる可能性があるらしい。
テレビをつけながらラジオを聴く。大阪府民の個人的な体験報告が流れる。阪神大震災を思い出すという人がとても多いことを知る。
そして、パーソナリティの
「今日はみなさん疲れております。これからも何が起こるかわかりません。まだまだ気を緩めずに、まず今日は体をゆっくり休めてください」
という言葉が響く。今日だけで終わるなんて思うなよ、というように聞こえてしまい、ちょっと怖くなった。でも、たしかに、今日1日でなんだか疲れた。
ーー
2011年3月11日、私は被災地にいた。まだ大学生だった。
食事もままならず、テレビも見ることができず、水も電気もガスも携帯電話も使えなかった。友達もいなかったので、まさにひとりぼっちだった。
あの時に比べれば、今回の地震はまだ耐えられる(もちろん、まだ避難所で大変な思いをしている人がたくさんいるし、何より人が亡くなっているので、いい加減なことは書けない。あくまで私の個人的な体験の範囲での感覚ある)。でも、今日は今日でなんだかとても疲れた。一体、この状況はいつまで続くんだろうか。
しばらくは、何が起こるかわからないから、少し控えめにいきます。いろいろとね。
150kmの呪縛
日曜日の朝。
起きたら、すでに9時。すっかり寝過ごす。
(昨日の夜の予定では、朝にランニングして、その後に少し遠出して、ステキな1日を過ごすはずだったのに・・・・・・すべてがおしまい。)
出鼻をくじかれた気分。今から走る気にもならない。いっそ朝から冷蔵庫に入った飲み残しの日本酒でも飲んで、今日をグデグデに過ごしてやろうか。10時くらいまで布団でウダウダしながら思う。
ーーだが、いつものように、あの言葉が頭をよぎる。
人間たる者、自分への約束をやぶる者がもっともくだらぬ。
(先生・・・・・・)
松下村塾の門下生(の知り合い文献を読んだ知り合いの弟の同級生の孫の知り合い)である私にとって、吉田先生の言葉は、いつも戒めの意味を持って強く響く。そして、己が今年の1月に立てた目標を思い返す。
10時過ぎ、私は着替えを済ませ、家を出た。そして、ランニングを開始。
この日は約8km、ゆっくりと日差しを浴びながら走る。体は少し重かったけど、走り終えた後は爽快な気分。
とりあえず、首の皮一枚繋がった。
ーー
2018年1月の初旬、私はある目標を立てた。それは、
150km/月 継続して走ること
別に、150kmに設定した意味はなにもない。ただ、今にして、この目標設定は絶妙であることに気づく。ちょうど、頑張ればできるくらいの距離。でも、コツコツ頑張らないと1日や2日では挽回できない距離。ーー日々の積み重ねが苦手な私にはぴったりではないか。
もちろん、ベテランのランナーの皆様は、距離で目標設定する必要がない方も多いだろう(そもそも、距離を目標にするのは無意味だという意見も多い)。
でも、私にはちょうどいいのです。ちなみに、以下、私のこれまでの月間走行距離です。
1月 173.5km
2月 155.1km
3月 156.9km
4月 151.1km
5月 150.1km
6月17日現在 53.3km
(すみません、フルマラソン大会参加込みの距離です)
どうですか。1月以外、150kmラインのギリギリプレイが続いているではありませんか。多分、150kmの目標を立てなかったら、100km/月にも満たなかったに違いない(その証拠に、昨年で100km/月走ったのは5回しかない。150km/月走ったのは・・・・・・恥ずかしいことに、0回です)。
6月終わりまで あと13日
150kmに到達するには、1日平均 7.43km(一切サボらずに)
無理ではないけど、ちょっと気持ちが緩んだら難しい感じ・・・・・・・。自分への約束を守るため、もうちょいだけ、頑張ってみます。明日起きれるかなあ。
富山の断片(黒部名水マラソン 番外編)
漫画っていうものを分解してみますと、結局は小さな断片の寄せ集めなんでありますね。本を読んだりテレビや映画を見たり新聞を読んだり、人と話したり、見たり聞いたりーー絶えずピッピと感性に訴えるものがあって。「あれが使えそうこれが使えそう」と捨てたり組み合わせ直したりーーそういう作業の結果、1つのアイディアがまとまってくるんです。
なるべくおもしろい断片を数多く持ってた方が「価値」ということになるわけです。
5月27日。先週の日曜日。
黒部名水マラソンを終えた後、私はシャトルバスで黒部駅に向かう。そして、電車で高岡駅まで行った後、さらに乗り継いで、氷見線を走る「忍者ハットリくん列車」に乗り、とある駅を目指す。
雨に晴れと書いて、雨晴(あまはらし)駅。
駅から海が見える美しい駅。1日の乗車人数は100人を切るけれど、冬には富山湾越しに立山連峰を望むことができる聖地として、世のキャメラマン達が続々と来訪するようである。
写真好きでもない私がこの地を訪れたのは、マラソンが終わってすぐに大阪に帰るのが嫌だったから。だって、ここで帰ったら、翌日月曜日に通常通り出社して、通常通りサラリーマン生活に戻ることになるじゃん。それはイヤだったの!(ただの甘え)
現実逃避するために、黒部から約2時間かけて雨晴駅に向かったわけである。そして、雨晴にある旅館に一泊し、翌日月曜日に富山観光でもしようと思い立ったのであった。あ、もちろん有給申請はしてますからね。立派な働き方改革です。
ーー
雨晴駅から旅館のリムジンバスで旅館までゆらり向かう。かなり人気の旅館みたいだけど、日曜日ということもあって、無事予約できたのでした(わーいわーい)。
最高のもてなしと、最高の温泉と、最高の夕食。そして、最高のお酒。黒部名水マラソンで疲れた体と心を精一杯ねぎらった(甘やかした)のであった。思い出しただけで、極上の至福にニンマリする。
ーー
5月28日(月)
旅館の朝食(めちゃくちゃうまかった)を食べ終え、10時に旅館を出る。最高の旅館だった。また来たいなあ。
雨晴名物の雨晴海岸。海岸には、観光バスで訪れた観光客がちらほらいらっしゃいました。
富山県の高岡市は、ドラえもんやキテレツ大百科の作者である藤子・F・不二雄先生の生まれ故郷である。
・・・・・・あ、今まで隠してましたが、実は私、F先生の大ファンなんです。そこらへんの『ドラえもん好き』を自称する奴らには負けませんからね。F先生が書いたあらゆる作品や関連作品をかき集めましたから(高校生になってもドラえもんばっかり読んでる私を、両親は大変に心配していたようです)。
そんなF先生の故郷である高岡市をぶらり。
日本三大大仏の1つ、高岡大仏。日本で一番イケメンな大仏・・・・・・らしい。
さて、せっかく高岡市に来たんだから、高岡市美術館に併設されている「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」に行かないとな。大仏さまに別れを告げ、高岡古城公園をぶらつきながら、美術館へ向かう。
歩いて30分ほどし、美術館に到着。しかし・・・・・・・
(・・・・・・まじで?)
膝から崩れ落ちる。残念ながら、館内には入れそうもない。しかし、せっかくなので、誰もいない美術館の館外をぶらぶら歩く(不審者)。
誰もいない美術館。人気がなく静か。大変に心地よく、ベンチでまったりと過ごす。
気がつけば、2時間くらい、ぼんやりしながらこの空間を独り占めして過ごした。観光地を回っているわけじゃないのに、こんなに贅沢で充実した時間は久しぶりだった。知らないけど、どら猫って、こういう気分なのかな。これはこれで、休日をとても満喫できたと思う。
余談ながら、隣には高校があり、青春のけたたましい声が静寂の美術館に響く。ーーまあ、彼ら彼女らも、休館日の美術館にこんな輩いるなんて思いもしないことだったろう。(怖いわ)
--
14時、そろそろ高岡駅に戻ろうと、来た道を引き返す。
(お・・・・・・・)
アイスクリーム屋が目に入る。来た時は気づかなかったが、お洒落な外観
。
(ーーマラソンじゃアイスクリームが食べられなかったしなあ)
と、中に入り、アイスクリームを買う。
お店:CHILLOU &ソフトクリーム畑高岡店
備考:店員さんがとても素敵なお店です。アイスクリームも本当に美味しく、メニューもびっくりするくらい沢山ありました。富山県発祥のアイスクリーム屋さんとのこと、皆さんも富山に来た際はお一ついかが?
ーー
高岡駅に到着し、そこから富山駅へ電車で向かう。富山旅行も終わろうとしている。
(最後に何かーーあっ・・・・・・・)
富山駅をぶらぶらしていると、ラーメン屋を発見。せっかくだからと、富山ブラックラーメンをいただく。
しょっぺええなああ!!でも、癖になります。
ーー
夕方、富山駅発大阪行きの高速バスに乗り大阪に帰ったのでした。月曜日ということもあり、高速バスも空いていてとても乗り心地が良かった。
マラソン大会、走るのもいいけど、こういう楽しみ方もたまらないんだよなあ。有給取るのは勇気がいるけど、このためだったら・・・・・・ね。