ギザ十な日々

2人の息子と妻との日々を書いています。

2018-03-21から1日間の記事一覧

些細?なトラウマ

下人は七段ある石段の一番上の段に、洗いざらした紺の襖あおの尻を据えて、右の頬に出来た、大きな面皰(にきび)を気にしながら、ぼんやり、雨のふるのを眺めていた。 芥川龍之介『羅生門』より 自分に愛想の尽きかけた時、自我の委縮した折は鏡を見るほど…