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「まくら」営業、はじめました。

営業職の男です。「まくら」を極めて営業のタツジンになりたいのです。

いつか、戻ります

       

 

戻りたくて 戻れない あの道で 幸せだけが歩いている
今の暮らしの中では もう会えない とめどない毎日

                           熊木杏里『夏蝉』より

 

 

月曜日。夕刻。

大阪は心斎橋にある上島珈琲にて、甘い甘い黒糖珈琲を飲みながらまったりと過ごす。

 

――

 

 

数時間前まで東北の片田舎にある実家に帰省していた。

 

 

飛行機で伊丹空港から1時間半ほどでチョメチョメ空港に着いた後、車で約1時間のところに私が生まれ育った故郷がある。

 

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相変わらず過疎化が進んでいる。道を歩いていると、町全体が神隠しにでもあったように誰もいない。聞こえるのは蝉の声と自分の独り言だけである。

 

 

 

金曜日から月曜日の朝までの3泊4日の帰省だった。幸い晴天に恵まれたので、ランニングしたり、自転車や車で町をぐるぐる回ってみたりした。

 

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小学校に立ち寄り、二宮金次郎を発見する。そして、かつて二宮金次郎の伝記で読書感想文を書いたことを思い出す。たしか、

 

「僕も二宮金次郎のようなまじめな農家になりたいです」

 

という(思い付きでいい加減な)ことを書いたのだが、それがクラスで表彰されてしまって焦った記憶がある。


ーーそれが今や大阪で営業マンをしているとは、人生とは何とも予想がつかぬものである。……大阪なんてにぎやかなところ、絶対に住みたくないと思っていたからなあ(大阪の方々が見ていたら深くお詫びします……。でも、大阪の人も東北のド田舎なんて絶対住みたくないでしょ?笑)

 

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(高校。自転車で通学してました)

 

 

――

その後、実家に住んでいた頃はほとんど興味がなかった地元の観光名所を回ってみたりした。

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(レトロ自販機好きにはたまらないドライブイン)

 

 

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(二つの意味で「ケイコク」でしょう。なんつって)

 

 

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(地鶏丼。ちなみに、地元ではそこそこ有名な郷土料理屋らしい。味?……正直……うん……。え、値段?高けーよ!!これが2000円かよ、馬鹿野郎‼︎)

 

 

 

 

意外と満喫できた地元観光でした。

 

――

 

高校時代の部活のコーチに挨拶にも行った。

 

あ、ワタクシこう見えて、高校時代はマリンスポーツで青春を過ごす、スーパー爽やか色黒ボーイだったんですよ。

 

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(まあ、丸坊主の童貞でしたが)

 

 

コーチは会うやいなや、「早く結婚しろ。お前もいい年齢なんだから」だの「今はUターンやIターンとかの説明会してるから、お前も行ってみたらどうだ?都会での営業生活は疲れただろ」だの言ってくる。これらに対し、

 

「いやあ、あはは。まあ、そのうちに(笑)」

 

とお茶に濁したのであった。

 

――

もっと長くいたいと思ったが、火曜日から通常業務なので、月曜日の朝に飛行機で大阪に戻ってきたのであった。

 

以上、帰省の雑多記録である。

 

 

あらためて、日記を書きながら

故郷はいいなあ

と思った。

今の生活と比較すると、時間の流れが1/3くらいにゆっくりと流れているように感じた。今の暮らしは余裕がなさ過ぎるんだろう。どっぷりとサラリーマンやらせてもらってますから(苦笑)

うん、やっぱり故郷はいい。私のようなノロマにはぴったりの空間である。

 

 

 

……でも、まだ戻るわけにはいかないんだよなあ。現実的に考えると、故郷に戻ったって、今の仕事を捨てるほど「やりたい!」と思えることが何一つ思いつかないもんなあ。なんだかんだいって、今の仕事にやりがい感じているしね――。

 

 

今は、

 

定年後に故郷に戻り、余生をゆっくりと過ごす

 

くらいしか、故郷に戻る姿を想像できない。




ーーまあ、幼少期に描いた将来の夢と同様、今の未来予想図なんて、まるでいい加減なものなんだろうけどね。

 

 

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