閉ざされた心
Q 自分がブログをやっていることを、周りの人に教えてますか?
初めまして。焼き芋と申します。
現在、私はブログをしております。個人の日常を記している些細なものですが、まあ楽しく書いております。
最近、とある知人に対し、久しぶりに近況報告メールを送りました。すると、
「焼き芋君の文章面白いね。特に『ミルクセーキでジャグリングパーティ』というところがおかしくて何度も読み返しちゃった(笑)。ブログとか始めたら教えてね♡」
という返信が来ました。
――あ、言っときますけど、キャバクラ嬢とかじゃないですよ。男友達みたいな女友達です。
ジブンの文章を褒められたことがなかったので、ちょっと鼻の穴が膨らみました。しかも、実際に今、自分、ブログをやっているじゃありませんか!そうなると、当然、こんなことを考えます。
ブログをやっていることを知人に伝えたい!
……でも、自分が普段考えていることが知人にばれるのも少し気が引けます。今のご時世、何があるかわかりませんからね。
……みなさんはどう思いますか?
回答者1
実際にブログをやっているものです。私はブログをやっていることをほかの人に教えたことがありません。
知人に教えると、ブログを書くときにどうしてもその人のことを意識してしまいますよね?それだと、自分が書きたい内容が書けなくなる可能性がありますよね?
記事内容に制限をつけないためにも、私は知人に教えないほうが良いと思います。
質問者
なるほど、参考になりました。やっぱり教えるのはやめようと思います。
回答者2
私もブログをやっていますが、全然知人に教えています。別に知人にばれたからと言って、困るようなやましい記事を書いているんですか?そうじゃないでしょう?
世の中の多くの著名人たちも、自分の生活に関するブログやエッセイを書いていますし。せっかく面白がっている人がいるのならば、公開して後悔することはないかと思います。自分が頑張っている姿も知ってもらえるし、いいことづくめですよ。
質問者
たしかに、有名人さんって普通にブログとかエッセイとか出してますね。難しく考えすぎていたみたいです。せっかくなので知人に教えてみたいと思います。
回答者1
有名人がブログやエッセイを書いて公表するのと、素人が公表するのとでは少し意味が違うと思います。もしかしたら、知人さんが気まぐれにあなたのブログを勝手にほかの人に教えるかもしれません。それに、あなたのことを嫌になって、誹謗中傷のコメントを匿名で書いてくる可能性もありますよ?
人を信用しすぎるのは問題かと思います。傷つくのはあなたです。
質問者
た、確かにそうですね。そこまで考えが及びませんでした。やっぱり教えるのはもう少し考えたいと思います。
回答者2
たぶん、回答者1さんは、かなり内向的で卑屈な方なんですね。こんな考えを持つ人がいるなんて正直びっくりしました(笑)
知人さんがどういう人かわかりませんが、せっかく質問者さんの文章に興味を持ってくれているんです。知人さんを通じて、いろいろな人に質問者さんのブログを紹介してもらえるかもしれませんよ。もちろん、プラスの意味で。
回答者1様のいう通りにしていると、いつまでも心を閉じた人間になってしまうと思います。そろそろ心を開きませんか?
質問者
な、なるほど、言われてみればその通りかと――
回答者1
本当に相手の立場に立てるかどうかなんだと思います。仮にブログを教えたのに、知人さんが読まなかったら、質問者様はどう思うでしょうか?
「せっかく教えたんだから毎回ブログをチェックしてよ。……なんでチェックしてくれないの?」
ということになるかと思います。
それに、知人さんに負担をかけてしまうことになる可能性もありますよ?
知人さんだって忙しいでしょうから、あなたのブログを毎回チェックできるわけではないと思います。でも、一度教えてしまったら、必ずチェックしなきゃ、という義務が生じてしまう可能性があります。
知人さんも負担に感じるかもしれないし、質問者様も落ち着かないでしょう。
本当に知人さんと良い関係を続けていきたいなら、ブログを公開するのは控えたほうが良いかと思います。それが大人の対応というものです。
……最後に、回答者2さんですが、質問の内容に関係のない誹謗中傷をするほうがよっぽど卑屈な気がします。ご参考までに。
回答者2
なんか絡んでくる人がいるんですけど(笑)
理屈っぽいこといろいろ言うから、現実社会でも嫌われているんでしょうね(笑)
回答者1
あ?てめえ、調子乗るんじゃねーぞ。顔面ロマネスコが。
回答者2
うざい人がいるんですけど(笑)
回答者1
てめえ、絶対に殺す。夜道に気を漬けな。
回答者2
古っ(笑)それに「気を漬け」じゃなくて「気を付ける」ですよ。気をお漬物にしてどうするんですか(笑)
……
――
とりあえず、回答者1と回答者2の間をとる。
実はブログ、もうやってるよ!興味があったらインターネットで探してオクレ。
とメールを送る。ブログをやっていることは教えるが、URLは教えない。まさに折衷案である。返信次第ではURLを教えてやろう。
その後――
知人「見つけられるわけないじゃん!教えてよー」
「やっぱり恥ずかしいから教えない(笑)頑張ってさがせば10年後くらいに見つかるよ」
知人「ひどい!だったらブログやってるなんて言わないでよ!気になって眠れないじゃないの」
「あははごめんごめん。でも、別に俺のことなんて気にしなくてもいいだろ。世の中はもっと気にするべきことがあるはずです。例えば蚊取り線香がなぜ渦巻なのか?とか」
知人「蚊取り線香なんてどうでもいいのよ。……もっと焼き芋君のこと知りたいじゃん」
「なんでよ。別に俺のこと知っても何の得もないだろ」
知人「そんなことないよ……」
「え?」
知人「そんなことない、そんなことないよ!だって、私、焼き芋君のこと――」
「……え?」
という展開にはなるはずもない。
それどころか、最初のメールを送って以降、3日間、何の音沙汰も無し。
「焼き芋君の文章面白いね。特に『ミルクセーキでジャグリングパーティ』というところがおかしくて何度も読み返しちゃった(笑)。ブログとか始めたら教えてね♡」
まに受ける馬鹿がいるんですよ~(笑)ってか。
ぴぃやぴぃや。この自問自答、何だったんだよ(苦笑)