「まくら」営業、はじめました。

営業職の男です。「まくら」を極めて営業のタツジンになりたいのです。

Shall we study エングリッシュ?

 

 

 

日本人の英語に対する恨みつらみの大部分は、客観的には頷けないものが多いものです。本来、挫折感や絶望感は、それ相応の努力をしても、それが正当に認められなかったり、報われない時に抱くべき感情ですが、英語が身につかないことをこぼす人たちの多くは実際はそれだけのエネルギーを英語習得のために注いでいないのです。

森沢洋介『英語上達完全マップ』

 

 

””read,read,read”の上にさらに”write,write,write”のあまり、フラストレーションが高まってきて、頭がおかしくなり、”I hate English!”とつい英語で叫んでしまうくらい、英語の「頭脳環境」入ってみてほしいと思う。周囲の日本語の環境を変えることはできないかもしれないが、集中的に努力すれば、日本にいながら頭脳の中の環境を英語に変えることはできると思う。そうすれば、英文の読み書きもかなり上手になる。また、しばらくの間、英語から離れていれば、頭はほとんど元どおりにもどるので、だれも後悔しないと自信をもって言える。

マーク・ピーターセン『日本人の英語』

 

 

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冒頭申し上げておくが、私は英語が大の苦手である。日記で嘘をついてもしょうがない。これは確固たる事実である。

 

中・高・大学と英語を勉強したにもかかわらず、英語を好きになったことはなかった。

「R」「L」の発音の違いなど、一度たりとも理解できたことがない。「SV?SVO?SVC?SVOO?」のあたりで大きく挫折し、英語が単なる記号の羅列にしか思えなくなった。

ハイタッチを強制する英語の授業に嫌悪感をいだき、大して仲良くない隣の席のヤツとの英会話練習に吐き気を覚えた。英語を得意げに話す日本人(特に女子アナ)を嫌った。電車の中にある英会話教室の広告に唾を吐いた。海外ドラマや映画はすべて日本語翻訳付きで観た。日本語が話せない外国人は日本に来るな!と思った(時期もあった)。

 

 

 そんな学生生活も数年前に終了し、私は社会人となった。そして、もう、英語は必要ないものと思っていた。

 

 

 

 

――しかし、時代は変わった。(But,the times have changed )

 

 

 

社会人となった今、英語を身につけなければならない状況が再び訪れようとは。

 

 

 

――

 

1か月前。

 

 

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「……それ、本気で言っているんですか?」

 

上司「うん。本気。会社として英語を重視していく方針なんだと」

 

「聞いてないですよ、そんな話……」

 

上司「俺だって同じだよ――でもお前は全然いいだろ?年も若いし、英語だって最近まで勉強していたんだし。俺なんか何十年も英語から離れているんだからね……」

 

「いや、僕だって社会人になってから、英語なんて触れたことないですから。それに、学生時代だって英語がひどくて。高校生のころに英検3級落ちて(笑)から、英語を嫌って生きてましたよ。センター試験だって100点いかなかったんですからね(もちろん、リスニング含めて)」

 

上司「あ、3級なら俺は中学生のころに受かったわ。――ともかく、お前だけじゃなくてみんな英語やらなきゃいけないんだから。文句言う暇があったら参考書見るなり英会話教室に行くなりしな。あとTOEICの目標点数も設定しとけよ。あ、言っとくけど、(990点満点中)100点達成!とかふざけたこと言ったらその時点でお前の評価下げるから」

 

「冗談も通じないご時世ですね」

 

 

 

というわけで、時代が変わり、英語が必須となった。私のような田舎者にも、ぐろーばるの波が押し寄せようとは。

 

――

 

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会社の帰り、とりあえず本屋で参考書探し。長らく足を遠ざけていた英語教材のコーナーへ。

 

今のご時世、本当にいろいろな英語の教材がそろっている。「中学生英語を〇時間でマスター」だのTOEIC〇点完全達成」だの「これだけ!ネイティブが使う英単語〇語」だの「旅行で必ず使う一言フレーズ選」「マンガで身に着けよう!日常英会話」だの、あらゆる需要者に合わせて参考書が作られているようだ。

 

 

いろいろな参考書をパラパラ見てみる。

 

(『マンガでわかる』的なやつは、手に取りやすい一方、結局自分の性格上、あまり役に立たないのよね。読まなくなって後悔するだけだ)

 

(「たった〇時間で身につく基礎英語』とか『毎日〇分でTOEIC700点』的なものも、結局流し読みして読まなくなるんだよね)

 

(タレントのような英語講師が書いた参考書は、私のプライドが許さない。かといって、辞書みたいに重厚な参考書はねえ……)

 

 

などと、文句ぷーたら垂れてどれも購入には至らない。

 

途方に暮れながら本棚を見ていると、

 

(……あ、この本)

 

と一冊の参考書が目に付く。

 

 

 

それがコレ。

 

 

 

 

就職活動中、どうしても受けなければならない英語のテストがあった。中学英文法からシッチャカメッチャカだった私は、藁にもすがる思いでこの参考書を手に取った。

 

シンプルでわかりやすい内容なのはもちろん、230ページと分厚いわりに1ページの重みが薄いので、次から次へとページをこなしていく楽しみもあった。大嫌いな英語だったが、そこまで苦痛を感じることなく、中学英語を身に着けた。そして、この努力の結果、どうにか及第点に達することができた。


そして、今の企業に就職することができたのである……となればいいが、実際はその企業は途中で諦め、試験に英語がない企業に勤めた。だって、採用されても、英語を仕事に使うことなんて考えられなかったもの。(それが今の会社で英語を求められるとは……まったく、だまされた!)

 

 

「……この参考書、まだあったのね。どれどれ……あ、第22刷って、結構ベストセラーなんだ」

 

 

 

いろいろ悩んだが、あの時助けてもらったことを思い出す。

 

 

 

 

「もう一度、信じてみるか」 

 

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(英検3級/TOEIC350点程度……)

 

あれから1か月間、この参考書をかばんに入れ、出勤前や帰社後にカフェに入り、英語の勉強を続けている。土日もお菓子作りを控え、この参考書を開く。最近、ようやくこの参考書を8割がた理解できる段階まで到達した。

 

 

やっていくと、意外と英語って楽しいものですね。今は大好きな落語を封印し、通勤中や出張中にリスニングの練習をしている。また、海外ドラマを日本語翻訳音声ではなく、字幕の方に切り替えたりするなど、小さな努力を繰り返しているところです。まだ自覚するほどの成果にはつながっていませんけどね(笑)まあそんなにすぐ成果が出たら、こんな多くの日本人も苦労しませんわな、と開き直って勉強してます。

 

 

 

ちなみに、目標点数はTOEIC600点以上。まだまだ先は果てしない。山登りする前に、ようやく山登りするための道具を手にした段階ですかね。