独身休日あぁ気楽
谷原「続いては、三択の問題」
ナレーター「三択の問題です。 漫画『ドラえもん』で、6月は国民の祝日が1日もないと嘆くのび太が、ドラえもんの秘密道具を使って休日を作りました。なんという休日でしょう?だらだら感謝の日、ぐうたら感謝」
ボーン
緑「ぐうたら感謝の日!」
谷原「そうです!だらだら感謝の日、ぐうたら感謝の日、のんびり感謝の日のうちの、ぐうたら感謝の日っと。6月ね~ないですからね、祝日ね。お父さんも休みがないからつらいかもしれませんけど、祝日が多いとなるとお子さんといろんなところに行かなきゃいけないから、それはそれで大変だったりする」
緑「……そ……うですね」
谷原「しますよね(笑)ふふふふ(悪い顔)」
2017年6月18日『パネルクイズアタック25』放送より。
日曜日。
朝に軽めジョギング。
1時間弱走った後、洗濯や掃除、ワイシャツのアイロンがけなどを済ませる。その後、昼前まで軽く英語の勉強。それも終えてしまうと、やることがなくなる。
ティーバックに熱湯を注いだ紅茶を飲みながら、ぼーっとワイドショーを観る。ワイドショーを見終えた後は、アタック25を観る。この日は父の日SPで、4人のパパさんが激戦を交わしていた。それにしても、今日のアタック25は実に見どころがたくさんあった。
「最初は青だと思ったんだけどなあ。しかし、緑の人すごかったなあ、この人数問しか答えてないのに、最後の最後まで食い込んできたよ。あと、赤の人は見事な最後っ屁だったなあ(笑)白の面目を見事につぶしたよ」
興味がある方は……まあ頑張ればどこかで観れるかも。
さて、アタック25も見終えると、本当にやることがなくなり、悶々とする。
「……あ、そうだ、久しぶりにお菓子作りでもするか」
と、思い立つ。
考えてみると、ここ最近は紅茶や英語、マラソンに夢中になり、お菓子やパン作りがすっかりおろそかになっていた。一つのことに集中すると、ほかのことがまったく手につかなくなるのが私の短所である(この短所がなぜかあんまり仕事には向かないのだが、それはまあ長所である)。
このブログでも、少し前までは菓子・パン作りが中心だった時期があった。何かにとりつかれたように、決まって土日は何かを作っていた。平日も、朝や帰宅後に時間を見つけては下ごしらえなどをしていた。今思い返すと、なぜそんなにモチベーションがあったのだろう、と不思議でしょうがない。
ともかく、約3か月ぶりにキッチンの製菓・製パン用の戸棚を開けた……のだが。
「……うわ、このアーモンドスライス、賞味期限が1か月も切れてる。このカスタードミックスもだ。……そういえば、小麦粉たちも、大分前に買ったやつだよなあ……」
うすうす嫌な予感はしていたのだが、やはり、3か月ほどさぼっている間に、買い込んでいた食材の一部の賞味期限が切れていた。これは痛恨の極み。
「食べ物を無駄にするな。賞味期限は多少切れていても問題ない」
という声が聞こえてくる。……しかしまあ、自分で食べるだけならばいいが、会社の同僚に配ることもあるので、さすがに1か月以上切れていると、なんだかモラル的に問題がある気がする。
「仕方ない……久しぶりにアソコに行ってみるか」
と、家を出て、大阪の梅田駅へ。
――
久しぶりの梅田。しばらく目的もなくうろうろした後、大丸梅田の中にあるアソコに行く。
知っている人は知っている、知らない人は全く興味がないであろう、「富澤商店」である。
(なんて幸せそうな動画……独身男には程遠すぎるぜ)
富澤商店は、日本で最も有名な製菓・製パン材料専門店である。お菓子作りやパン作りに必要な食材や器材のほぼすべてがそろっているといっても過言ではない。日本津々浦々に店舗を出しているし、ネット通販も有名。日本でお菓子やパンを一度でも作ったことがある人ならば、大体みんな知っているのではなかろうか。
これは私見だが、客層はおそらく20~70代の女性が95%を占めると思われる。私が店にいくと、男性に会う確率は著しく低い(奥方にくっついている旦那様くらいだろうか)。この空間に入ると、私の男性としてのワイルドさも抑えられ、女性のしなやかな部分が強く表れてくる気がするから不思議である(勝手な思い込みかもしれないが)。
ひとまず、基本的な食材を購入。買い物を終えると、紙袋一杯の荷物となった。重かったので、帰り道に行きつけのコメダ珈琲で一服してから帰った。
とりあえず、マドレーヌとかワッフルでも作ってみようかしら。大分なまっているだろうけど、また定期的に作って腕を上げていきたいな。……でも、今日は人ごみでの買い物で疲れたから……また今度ね。
作らんのかーい!
と自分で突っ込んで今日はおしまい。
嗚呼、なんでもない日記。でも、こんな何でもない日常を記した日記も、たまには……いつもそうですね。
独身は気楽だ~っと。ぷー。……嗚呼、なんかさみしい。