「まくら」営業、はじめました。

営業職の男です。「まくら」を極めて営業のタツジンになりたいのです。

師走は綱渡り

 

 

運命のなかに偶然はない。人間はある運命に出会う以前に、自分がそれを作っているのだ。

ウッドロウ・ウィルソン 

 

 

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12月、師走である。

 

 

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我がサラリーマン生活では、12月が最も体を酷使する。

12月は忘年会や取引先との接待、そして来季に向けてのプレゼン、さらにお得意先へのご挨拶周りなどが集中する。

 

先週も、月曜日に接待、火曜日に東京会議&忘年会、水曜日にプレゼン&接待、木曜日に接待と続く。

 

金曜日は早く帰って体を休めたかったのだが、翌週も月曜日から出張ベースでご挨拶周りが続く。その準備のために、金曜日も残業。

 

 

 

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「おつかれー」

 

「あ、おつかれさまでーす」

 

周りを見ると、私しか残っていないことに気がつく。

 

(こんなに遅く残るなんて、初めてだなあ。……ゴホゴホ……にしても、咳止まらんなあ)

 

日々の接待&忘年会の影響か、お肌にお疲れ感がしっかり出ている。おまけに肩こりもひどい。眼もゴロゴロ・しぱしぱする。

 

 

しかし、もっと深刻なのが咳である。木曜日あたりからだろうか、軽く乾いたような咳が出るようになった。ただ、風邪というには少し大げさな程度。多分、空気が乾燥しているからだろうと、夜寝るときにもマスクをするようにはしていた。そして、飴ちゃんは常になめるようにしていた。

 

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(とりあえず撮ってみる。このアメ好きやねん)

 

――

 

日をまたぎそうになる前にパソコンを閉じ、家に帰宅。

 

 

軽く酒を飲み、カップラーメンを食べる。この時間が最も幸せ、なのだが……。

 

「ゴホゴホっ!ああ、むせちまった……もういいや、今日は寝よ」

 

と、疲れのせいか、大して酔うこともなくベッドに入る。

 

(明日は、今週の労をねぎらって、焼き肉にでも行こうかなあ)

 

と、幸せな気持ちで眠る。

 

――

 

翌日。土曜日。

 

「……サム」

 

気候的な寒さではない。いわゆる悪寒である。暖房をつけても解消されぬ、あの寒さ。

 

(まさか、風邪?……でも、まさか)

 

先月に風邪をひいたばかりである。幼稚園児じゃあるまいし、幼稚園児を子に持つわけでもないこの私が、毎月のように風邪をひくものか?

 

とりあえず自分の症状を整理してみることに。

 

【起床直後】

体温:36.6℃

咳:軽いものが数十分おき

のどの痛み:なし。不快感はあり。

鼻:異常なし

下痢:なし

身体の痛み:なし

頭痛:なし

悪寒:あり

 

 

これを風邪と呼んでいいのかわからなかったが、とりあえず日課のジョギングは控え、安静にすることに。と言っても、そこまでつらくはなかったので、掃除・洗濯などの家事を済ませる。その後はぼんやりと布団に入る。

 

(焼き肉大会は中止だなあ……)

 

気づけばまた眠る。

 

 

夕方。

 

(サム……)

 

朝起きたときより寒い。

 

(来週から出張入ってるし、悪化するのはまずいんだよなあ……)

 

と思い、近くのドラッグストアへ行く。

 

 

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店員(中年のおじさん)「いらっしゃいませ~」

 

「あの、風邪薬を探しているんですが。ゴホゴホ」

 

店員「風邪?どこ悪いの?」

 

「咳が出ます。あと、悪寒が少々。ゴホゴホ」

 

店員「咳か。熱はある?」

 

「朝計った時はなかったですが」

 

店員「ふんふん。咳と熱ね。じゃあ、コイツだ」

 

「あ、いや、ゴホゴホ (熱はないって言ってるだろうが!)」

 

店員「これで4日分ね」

 

「4日分……(万が一長引いたことも考えて、もうちょっとあったほうがいいような……)」

 

店員「4日分でいい?」

 

「……はあ」

 

店員「まあ、4日経てば、たいていの風邪は治るから(笑)治らないなら病院行きな!風邪は安静と体力つけることが一番!栄養ドリンクとか飲んで」

 

「はあ(今どき珍しいくらいのざっくり感……)。じゃあ、あと体力つけるために栄養ドリンクを」

 

店員「栄養ドリンクだったらこれ!これで間違いなし」

 

「(もうちょい選択肢くれよ。でも選ぶのめんどくさいし)はあ。じゃあ、これで」

 

店員「まいどあり~お大事ね~」

 

 

というわけで、店員のおじさんが勧めた風邪薬と栄養ドリンクを手に帰宅。家に帰ると、なんだか寒気が強くなる。そこで、もう一度熱を計ってみると……

 

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目を疑った。朝起きたときは36.6℃だったのに。

 

(え、まじ?まじ?ナニコレ)

 

風邪ですらないかも、とタカをくくっていたのだが、いつのまにか、インフルエンザを疑いたくなるほど、急激に高熱になっていた。そう思ってみると、なんだか頭がボーっする。皮膚感覚が空気に敏感になる感じもする。

 

晩御飯にうどんを作るが、熱の影響か食欲がまったくなく、ほとんど口に入らない。当然、お酒も飲まない。飲んだときの身の危険を感じたからである。

 

( 月曜日から出張なんだけど……。とりあえず、今日はさっさと寝よう)

 

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さっき買った薬と栄養ドリンクを飲む。栄養ドリンクはかなり甘く、懐かしい味。ついでにエネルギー系ゼリーを食べ、布団に飛び込む。昨日が嘘のように、布団の中でぶるぶる震える。自分の体に触ると、ともかく熱い。平清盛の最後を想起するほどである。

汗で何度も目が覚め、そのたびに水分補給と着替えをしながら、朝を迎える。

 

 

――

 

日曜日。

 

起きても体が熱い。さっそく体温を計る(少し楽しみになってくる)。

 

「38.5℃……全然下がっとらんやないけ……」

 

起きてもやはり頭がボーとする。頭が熱さでしびれている感覚。ただ、幸いなことに、咳は落ち着き、鼻水や喉痛には派生していなかった。一方で、大きめの口内炎がいくつかできていた。

 

(明日までに体温が下がらないと、出張が……取引先にも迷惑がかけるし、上司と同行だから上司にも迷惑かけるな……)

 

意地でも回復させるために、絶対安静を心がける。薬と栄養ドリンクを服用し、布団に入る。眠くなくても、とにかく寝る。

 

 

そして、夜。つけっぱなしにしていたテレビで『ちびまる子ちゃん』が流れ始めたころ――。

 

 

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「イエス!っしゃああ!!」

 

ベッドでガッツポーズ。起きたときは、体が軽かった。熱でうなされていた感覚も薄れる。薬局のおじさん、ナイスドラッグチョイス!

 

もちろん、薬による一時的な効果なだけかもしれないので、油断はせずに、この日も酒は控える。

 

とりあえず、この日記を書けるくらい回復できたのでよかった。もしかしたら、体が強制的に休養させるために、一時的に脳みそをコントロールして熱を発生させたのではないか?バカげた話だけど、最近の多忙さと体の酷使を考えると、風邪をひくかどうかにかかわらず、休養は必要な状態だった。今回の体調不良のおかげで、十分に睡眠をとることができたし、酒を飲まずに済んだ。

 

 

まあ、回復できたから思えることでしょうね。

 

 

明日も出張で朝早いので、もう眠ろう。軽い咳、肩こりは残る。いつ落下してもおかしくない、綱渡りの師走はもう少し続きそうだ。