妻の会話を盗み聞きで軽く涙、の正月
あけましておめでとうございます。
今年も妻との妊娠の日々を書いて行きたいと思います。
さて、正月。今年は帰省ができなかったので、ずっとステイホームである。
今年はいつもと違う年末年始を過ごしている。帰省せずに家にいることはもちろんだが、それよりも何よりも大きな違いがある。それはずばり、
酒を飲んでいない年末年始
であることだ。こんな年末年始は10年ぶりでは無かろうか。酒を飲まなくなったきっかけは以前に書いた。今もなお継続中である。
まあ、別に酒飲んで良いんだけど、なんか飲まないのが習慣化してきたので、よっぽどのことが無いと飲んじゃいけない気がしているのである。酒を飲まない生活も今日で83日目。思えば遠くへ来たものだ。妻の妊娠期間「トツキトオカ」に比べたらまだまだたいしたことは無いが・・・まあでも、飲みたい・・・飲みたい・・・ああ飲みたい!
コロナのせいで外出もできない。酒があれば朝から晩まで飲んだくれてやろうと思えるのだが・・・ともかく、酒が飲めない年末年始はしょうが無いので、テレビを観たり、ちょっと勉強したりして過ごしている。ああ、なんてつまらん年末年始だ。つまらん年末年始だ!
一方の妻は、一日に1~2回、地元の友人たちとオンライン会話を楽しんでいる。
友人の多くは早々に子供を産んでいるので、皆から妊娠生活・出産後の生活についていろいろと聞いているようだ。ちなみに、私と妻は同郷。結婚している地元の同級生たちは、ほとんど子供を産んでいる気がする(地方ってそういうとこあるよね)。
今も妻は、私か職場の人くらいしか接する機会も多くないので、こういう妊娠に関する情報交換ができるのはとても貴重なことだと思う。何より妻の気持ちが軽くなっているように見える。地元の同級生たちよ、感謝!
それを邪魔しないように、私は別室でほうじ茶(味気ない)を飲みながら英語のリスニング勉強。
休憩がてらヘッドホンを外すと、妻のオンライン会話の声が聞こえてくる。
妻の友人1「ーーで、どうなの?旦那さんは協力してくれるの?」
妻「うん、なんかお酒も我慢してるよ。代わりにノンアルコールの空き缶が大量にあるけど。節約にはなってないけど、でも、協力してくれてるのかな」
友人2「何それ(笑)でも、うちの夫は私が妊娠してたときも酒めっちゃ飲んでたよ。旦那さん、えらいじゃん。ふだんから飲んでるタイプの人?」
妻「毎日飲んでたよ。平日の仕事終わりはもちろん、休日も晩ご飯に必ず。だから止め始めたときは、すごい辛そうだけどね(笑)」
友人1「ああ、それは辛いかもね」
妻「あ、お節料理をネットで買ったんだけど、お酒飲まないから辛いみたい。『お酒無しのお節料理なんて美味くもなんともない』って文句言いながら食べてたよ」
友人1「受ける(笑)。旦那さん、家事とかも手伝ってくれるの?」
妻「ああ、うん。結構やってくれる。つわりひどいときは全部やってくれてたよ。食事も私に合わせて用意してくれたから、刺身とかも我慢してくれて」
友人2「なに、めっちゃいい旦那じゃん!うちの旦那なんか私の目の前に刺身ぶらぶらさせて『ほら。お前は食べれないだろ』とかやってたよ」
友人1「あはははひどーい」
そんな会話を聞き、私はなんだか泣きたい気持ちになる。控えめなタイプの妻が、いつになく私のことを自慢している。
(酒、のまなくてよかった・・・。刺身はゴメン、一回食べちゃったけど・・・これからも一緒に頑張ろうな。妻よ)
温かいほうじ茶をすすりながらの正月も悪くないのであった。
あ、ごめんなさいね、こんな日記(笑)