マラソン前の無秩序(北海道マラソン2018 前乗り)
金曜日。
東京本社での会議を終えたらすぐに駅に向かう。向かう先は羽田空港。
19時。
すぐに受付に荷物を預けるとともに、従業員の方に運航状況を確認。
「はい、台風の影響も、今のところはないと思われますので、通常通りの時刻で運行する予定となっております」
ほっと胸をなでおろす。
と、その時、携帯電話が鳴る。登録のない番号、でも、何度か見た事があるような番号。
(はてな)
なにか嫌な予感がしつつ、電話に出る。
「ーーはい」
「あ、こんばんわ。〇〇生命のセイホです!焼き芋さん、今お時間よろしいですか?御無沙汰してます。三カ月ぶりくらいでしょうか?その後、
いかがお過ごしでしょうか?」
「ええ、特に変わりなく(嫌な予感はこれか・・・・・・)」
平日の昼休みの時間帯、よく我が事務所の出入り口にいらっしゃる生命保険の女性営業(通称、生保レディ)の方である。一度、昼食後に事務所に戻った時に声をかけられ、それ以降、定期的にお電話をいただいている。
言っておくが、私は生命保険に入る予定は今の所ない。最初お会いした時も丁重に断った。……しかし、私の伝え方が悪いのだろうか、その後も定期的にお電話をいただく。その度に曖昧にはぐらからす。
興味ないから、もう電話かけなくてもいいですよ
と言わないは、私の愚かしい性格ゆえである。
私も営業関係の人間なので、上のような断り言葉は結構傷つくのである。特に、若ければ若いほど傷は深くなるだろう。今回私に電話をかけてきた女性営業も、おそらく入社2〜3年目。この人を傷つけても、私は何の責任も負えないしね。仮にそれをバネに更に一生懸命提案されても、多分私は生命保険に入らないし。
今のように曖昧に返し、この女性営業が私の営業活動をやめてくれることを祈っているのである。生命保険なんて成果主義の面が強いだろうから、私の相手なんかさっさと辞めて、少しでも別の人に営業をかけてほしいものだ。(生命保険の営業にとって、一番迷惑な客って、私みたいなやつかもね)
「あ、そうなんですね。ーーそれで、どうでしょう?またよろしければ保険のご説明にあがれればと思うんですが」
「(まあ、そうなるよな)そうですねえーーただ、最近ちょっと忙しくてなかなかゆっくり検討も難しくて」
「そうなんですねーーちなみに、来週だとどうでしょう?本当に資料をお渡しするくらいなんですが」
「そうですねえ(おお、強行突破か)ーーあ、すみません、ちょっとこれから飛行機に乗らなければならなくて…」
「え、飛行機ですか!?それは失礼いたしました。ちなみにどちらにいかれるんですか?」
「北海道なんですよ。それも、おっしゃっていただいたマラソン目的です」
「マラソン?え、そうなんですか!?それはすごい、へえええ!すごいですね!頑張ってきてください!!お応援してますから!日程についてはまたよろしくおねがいしますね」
「はい、頑張ります。ではすみません、失礼します」
「失礼します!」
解放されたことに安堵。しかし、マラソンのことは言わなくても良かったなあ、と、いろんな意味で後悔。
(ネギトロ丼セット。もちろん、お酒なんか飲みません。尿酸値下がるまでは)
さて、腹を膨らませた後、私は羽田から北海道の新千歳空港に飛び立ったのであった。
北海道に来た理由、それは先ほどの生保レディとの電話にもありましたとおり、マラソン関係です。そう、8月下旬の夏の時期に開催される
です!
参加規模:約20,000人
かなり大規模なマラソン大会で興奮!
8月24日(金)の夜に北海道の千歳に宿泊。そして、8月25日(土)は前日受付のために札幌に赴く。
(天気は雨がパラパラ。大阪と比較すると寒いくらいですね。でも、走るんだったら快適そう。)
受付を終えた後、しばらく札幌をぶらぶら。そして、昼過ぎに宿泊先がある千歳駅へ。
千歳駅に着いたら、前にも一度訪れた水族館に行く。(前が結構楽しかったんですよ)
(千歳川を生きる野生の魚さん達まで見えます)
魚たちが群れで泳いでいる姿は、むしょうに心が惹かれる。とても不思議な動きを見せるけど、それを指揮するのは、単純ないくつかのルール。群が描くスケールからはまるで想像できないが、言われてみればそんなものなのだ。
無論、魚達は群のことなど考えてもいないことだろう。ちょうど、マラソン大会に参加するランナー1人1人が総和で作るランナー群の存在など、まるで興味がないのと同じように。でも、ランナー群も、調べてみると、意外と面白いかもしれませんね(ーー面白いっていえや!!)。
さて、明日は北海道マラソン!いつものようにグダグダ走りたいと思います。無事晴れますように!!
グダグダ感が今日の日記に出てますね(特に生保レディの話、全然いらんやんけ)。