ギザ十な日々

2人の息子と妻との日々を書いています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

やり残したコト

君、時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ。 ウィリアム・シェイクスピア 12月末。 2017年ももう少しで終わろうとしている。 今年は本当にいろいろなことがあった。それらをこの日記で全部書ければよかったけど、筆不…

師走は綱渡り

運命のなかに偶然はない。人間はある運命に出会う以前に、自分がそれを作っているのだ。 ウッドロウ・ウィルソン 12月、師走である。 我がサラリーマン生活では、12月が最も体を酷使する。 12月は忘年会や取引先との接待、そして来季に向けてのプレゼン、さ…

二人の上司

マネジメント層には常々、部下を幸せにすることをお願いしています。部下が楽しそうに働いているか、働いていないかでマネジメント能力を見ています。 前澤友作 指揮官たる一人の愚将は、二人の良将に匹敵する。 ナポレオン・ボナパルト (注意)サラリーマン…

文字通り、倒れた旅行

先週末。 前回書いていた通り、北海道に住む友人の結婚式に参加するために、私も北海道に赴いた。 細かく書くときりがないので、回ったところを適当に撮った写真を残しておく。 旭川動物園。寒かったなあ。雪が降ったりやんだりで……。偶然、前日に結婚式を挙…

ふらり北海道 

11月25日。土曜日。 この日から3日間、北海道に2泊3日旅行。月曜日?もちろん有休いただきましたぜーい。イエーイイエーイ!(最近、有休をとることへの抵抗感が薄れ始める。いいことか?悪いことか?) 北海道に行ったのは、大学時代の研究室の同期が結婚す…

禍福がまま

人生はただ歩き回る影法師、哀れな役者だ。出場の時だけ舞台の上で、見栄をきってわめいたり、そしてあとは消えてなくなる。 ウィリアム・シェイクスピア 真の勇気が試されるのは逆境のときではない。 幸運な時、どれだけ謙虚でいられるかで試される。 ヴィ…

まくら日記(芝浜について)

「おいッ、おい四十八両あるぜ!」 「まあ、大変なお金だねえ……どうするい、おまえさん?」 「なによゥ言ってやんでえ、どうするってことァねえじゃねえかなあ、おれが拾ってきたんだ、おれの銭だあ、商売なんぞに行かなくたって、釜の蓋でもなんでもあくだ…

夢となれ、2017年神戸マラソン

予想していることはまず起こらない。起こるのは、たいてい予想しなかったことだ。 ベンジャミン・ディズレーリ 数日前。 取引先の商談室。 「それで、どうです?最近の調子は?いよいよ日曜日ですね」 塩こうじ「ああ、神戸マラソンね。……それがね、やきいも…

切る人が切れば、見る人が見れば

人は己を美しくして初めて美に近づく権利が生まれる。 岡倉天心 約2か月前。 「うしろはこんな感じになります」 「はい、大丈夫です」 「何かつけます?」 「いや、大丈夫です」 「お疲れ様でした~」 「ありがとうございます」 「ありがとうございました…

タイトルなんてあるわけナシ

今日は資格試験だった。 ――いやあ、ようやく終わった。今年一番の重労働だったように思う。頭が良くないので、体を動かすより頭を動かしているほうがかなりエネルギーを使う。 個人的なことながら、これまでの人生、試験を受けると、大体 今回はダメだったな…

走れば走るほど(しまだ大井川マラソンinリバティ)

学べば学ぶほど、自分が何も知らなかったことに気づく、気づけば気づくほどまた学びたくなる。 アルベルト・アインシュタイン 10月29日。日曜日。 朝、5時に起床。この日は静岡に宿泊。それは、「しまだ大井川マラソン」があったため。 昨晩はなかなか眠れ…

せっかく来たんだから…。

「『茶色』ってなんで『茶色』なの?」「え?」「いやさあ、焙じ茶とかは『茶色』だけど、普通の人の茶のイメージって『緑色』だろ?どうなのよ、お茶娘」「名前で呼んでくださいよ」ここは茶処静岡川根。越すに越されぬ大井川。川の流れのように途切れなく…

「余裕」を作れるのは、「余裕」がある時だけらしい

人がスラックをつくらないのは、いまやらなくてはならないことに集中し、将来起こりうるあらゆることを十分に考えないからだ。いま現在ははっきりと間近に迫っているが、将来の不測の事態は緊急度が低く、想像するのが難しい。漠然とした将来を目の前にある…

まだ、自分だけのマラソン(新潟シティマラソン 2017)

ある人に合う靴も、べつの人には窮屈である。 あらゆるケースに適用する人生の秘訣などない カール・グスタフ・ユング 石ころをつかんでも地獄、燃える星をつかんでも地獄。結局、一番安全で楽しいのは、星を見上げていることだ。 伊吹有喜『ミッドナイト・…

もう一度解放感を

私との旅行じゃ有休取らないくせに…… 遠くにいるツレ 日曜日。 朝早くに起床し、私は新潟に向かうために身支度をし、家を出る。 10月9日(月)、私はこの大会に参加する予定となっていた。 新潟を舞台にしたマラソン大会、新潟シティマラソンである。 1983年…

要するにメンテナンスです

やっぱり人間は難しいことに挑戦したほうがいいよ。オレはいやだけど 高田純次 今週の休日はメンテナンス。 ここ数週間、仕事に加え、ランニングやら試験勉強に時間を費やしていた。平日土日もおんなじ感じ。生来、非活動的な私からすれば、かなり活動的であ…

田沢湖はそこにあるから(田沢湖マラソン後半)

(本日は美しき辰子姫から) 日曜日。9月17日の朝。 前回記した通り、この日、田沢湖マラソンに参加することになっていた。 yakiimoboy.hatenablog.com 父が運転する車で会場に向かう。助手席には母、後ろの席に私が座った。 移動中、私は母が早朝から作って…

父の愛したコース(田沢湖マラソン前半)

走るため、走り出すためには、どんな理由であってもかまわない。少なくとも、そう考える方が心地よい。すなわち、どんな理由であっても、走ることは、人間の内部に隠れていて見えなかったエネルギーの爆発である。そのエネルギーは人によってはとても微弱の…

未来は役員と僕らの手の中

運命は我々の行為の半分を支配し、他の半分を我々自身にゆだねる。 マキャベリ この夏のある時期、会社で恒例の「異動」が発表された。 会社または組織の中において、担当する職務または役職、勤務地が変わること。『人事異動』とも呼ばれる。 例えば『総合…

お休みの過ごし方(もしくは語り方)

よく、同僚や取引先の方から、 休日はどう過ごしてるの? と聞かれる。私に限らず、いろんな人がこの質問を一度はされたことがあるのではなかろうか。この質問に対し、私はいつも答えに窮する。決まって 「そうですね~、ぼけっとテレビ見たり、ベッドの上…

今夜タガを外さず

闇の夜は 吉原ばかり 月夜哉(かな) 榎本其角 二葉亭四迷という人が、この国にはじめて『I love you』という言葉が入ってきたときに、『あなたとならば死んでもいい』と、こう訳したんだそうであります。もちろん、その頃、人を好きになるとか嫌いとか、もち…

いつかまた偶然に

劣等感の固まりがずっと、息をしてもパンを食べても、飲み込めないところに詰まってんだ、バケツ3杯分じゃ足りないくらい あなたが生きているこの世界に僕はなんどでも感謝するんだ。溜め込んだ涙が腐ってしまう前に、ハローハローグッバイ 藍坊主「ハロー…

青春の旅は紆余曲折

人生が歌のように流れている時に楽しい気分になるのは容易だ。だが、立派な男とは何もかもうまくいかない時でも笑える男だ。 エラ・ウィーラー・ウィルコックス 金曜日。明朝。 昨日記したが、彼女とともに、青春18きっぷを使用した帰省旅行をしていた。 …

為せば成るが、尻は痛い

昨日。木曜日。 会社から有休をいただき、少し早目のお盆休み。実家に帰ることにした。 今年は実家に帰らない予定だったのだが、7月下旬、遠い親族が急逝したことで、帰省する気持ちが強くなった。急逝した親族が、ちょうど私の父親と同い年だったというこ…

言葉では届かないもの

コンビニ副店長「もう少しやる気を出して品出ししたらどうなんだい」 私「だったら、やる気の出る言葉を下さい」 コンビニ副店長「……それは意味ないだろ」 私「どうしてですか?」 コンビニ副店長「今、君にやる気を起こさせるような言葉なんて、オレは思い…

これは他人にとっては大したことがないが、当人にとっては大したことである。

できると決断しなさい。方法などは後からみつければいいのだ。 (Determine that the thing can shall be done,and then we shall find the way.) エイブラハム・リンカーン (Abraham Lincoln) 問題をうまく定義できたら、半分は解決したようなものだ。 (A pr…

お灸をすえてほしいの……

健康は実に貴重なものである。これこそ人がその追求のために、単に時間のみならず、汗や労力や財宝をも、否、生命さえも捧げるに価する唯一のものである。モンテーニュ 健康な人には病気になる心配があるが病人には回復するという楽しみがある。 寺田寅彦 …

酸っぱいマラソンと甘い休日

森の中を一匹のキツネが歩いていました。 「ああ、お腹がすいたな、なにか食べ物はないかな~。」 下ばかり見ていたキツネは、ふと、上を見あげました。 「わーっ、おいしそうなブドウだ!よし、ブドウを食べてやろう。」 キツネは、うれしくなって背のびし…

知らなかった世界

火曜日。 雨。まだ、寒いのだか暑いのだかハッキリしない天気。ただ、ジメりとしていることは明確だった。 この日は内勤業務中心。ただ、仕事があまりなかった(気が向かなかった)ので、終業時刻になると、早めに帰社。十九時前に帰宅。 (こんな日は、軽く走…

うっかりな出会い

人生は一箱のマッチ箱に似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わねば危険である。 芥川龍之介『侏儒の言葉』より 宇宙は偶然の産物だ。この世は必然などない、カオスだ。小さな分子が漫然と衝突を繰り返す――それが科学が示す真理だが……この意味は…