妻と「妊娠」はじめました

営業職の三十路男です。妻と一緒に妊娠生活を頑張ってみます。

ベビーカーから見えてくる世の中アレコレ?

 

土曜日。

 

 

妻は妊娠7ヶ月目に突入。まだ早い気もしていたが、そろそろ赤ちゃん用品を用意しなければならないらしい。

 

そこで、近くの『アカチャンホンポ』へ行くことになった。

 

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この日の目的は、出産前後に必要となる赤ちゃんグッズの相場観をつかむこと。ちなみに、アカチャンホンポには、下記のようなリストが置いてあった。

 

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HPでも同様のリストを見ることができる。

 

chirashi.akachan.jp

 

「ねえ、必要な物が100個以上有るんですけど。本当にこんなにいるの?商売だからって何でもかんでも細かく書きすぎなんじゃないの?」

 

妻「いるんじゃないの。親だったら買わなきゃって思うんじゃないの?…え?思わないの?」

 

「いや、そういう訳じゃ無いけどさあ、肌着1つとっても『短肌着』『コンビ肌着』『長下着』とか書いてあるし、無駄に細かくしてない?俺たちの親なんてここまで細かくしてなかったと思うよ?(知らんけど)」

 

妻「あんまり使い道ない物は買わなくても、そう言うのだって実際に観てみないと分からないじゃないの」

 

ひとまず肌着コーナーを見てみるが、いろいろな種類があり、混乱してくる。あと、メイドインジャパンは異様に高い。同じようなみかけでも、中国製の肌着よりも30~40%以上高い。日本製、恐るべし。

 

 

 

 

あまり細かく見ていったら日が暮れそうなので、最も高い買い物になると思われるべビーカーを優先的に見に行く。

 

 

 

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さて、少し前まで、私はベビーカーを使用することに対して少し不安を覚えていた。それは、一時、ベビーカーで電車(特に満員電車)に乗ることに対してテレビで盛んに議論されていたからだ。(大抵はサラリーマンや高齢者の否定的な見解が取り上げられ、それに対してママタレが反論するという構図だったような気がする。)

 

ところが、最近、こんなニュースを見て、日本は私がイメージするよりもずっと優しい国なのだと思い直した。

 

www3.nhk.or.jp

 

これを読むと、世の中の9割はベビーカーで電車に乗ることに賛成してくれているようだ。これは、私のイメージ(テレビの報道による)よりも大分寛大なように思える。正直、テレビの影響で賛成反対は限りなく半々に近いものだと思っていたからだ。

 

まあ、10%程度はベビーカーでそのまま乗車することに対して多かれ少なかれ不快感を抱いている、という事実はしっかり頭に入れておかねばならないだろう。本当に怖いことをしそうなのはこういう10%って感じがするし。

 

さらに気になって、10%がどういう人たちなのかをもう少し知りたくなる。上の記事には詳しい性別や年齢層については述べられていない。そこで、元データを当たってみる。

 

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https://survey.gov-online.go.jp/r02/r02-kotsu/zh/z10.html

内閣府世論調査より

 

これを見ると、否定的な意見を持っているのは男性よりも女性の方が若干多い。これは少し意外な結果だった。私はおそらく反対派のほとんどは男性だろうと思っていたからだ。

 

なお、年齢別に見ると以下の通り。

 

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まあ、これは大方の予想通り(?)、年齢が高い人ほど反対意見が強くなっている。それでも、幅広い年齢層で否定派が一定数存在していることを頭に入れておく必要がある。

 

うーん、興味深い。もう少し調べてみたいが、脱線しすぎるのでやめておこう。

 

 

さて、話戻してベビーカーの選定であるが、まあ、いろんな種類があって選ぶのに疲れた。ただ、とりあえず「シンプルで軽いやつを選ぶか、重いけど利便性(多機能)なやつを選ぶか」というのが、私たちにとってポイントになりそうだというのが分かった。

 

帰り道、妻と会話しながら、すれ違うよそ様のベビーカーを見る。

 

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「あのさ、別に俺の思い込みかもしれないけどさ。なんかお父さんがベビーカー押していると、重量級のベビーカーに見えるんだけど。逆にお母さんが押していると、軽量級に見えるんだけど。気のせいかね」

 

妻「え、うそ」

 

その後も、妻と一緒にすれ違うベビーカーを観察。

 

妻「ほんと、そうかも。お父さん押してるとタイヤが大きいね。お母さんだと小さいし。え、これホントにそんなんじゃない?結構な確率でそうじゃない?」

 

興奮する妻。

 

「そうね。そんな感じしなくもないね。でも、なんでだろ」

 

妻「お父さんが積極的にベビーカーを押してくれる家だと、重いけど安定して機能的なヤツを選ぶんじゃないの?逆にお母さんメインで使うと軽量級になるんじゃない?」

 

「そんな単純なことかね。でも、そうだったら興味深いなあ」

 

妻「じゃあ、うちは重量級で良いね。パパが沢山使ってくれるもんね」

 

「・・・パパママ両方使いやすいようにしたら良いんじゃない?」

 

 

ホントかどうかは知りませんが、まあ、そう思ってベビーカーを見てみたら、今までとは違った日常風景になりますね。

 

 

ベビーカーから見えてくる世の中の事情ーーんん、どうでしょう?(長嶋茂雄

 

 

濃厚接触者? 妻、PCR検査へ

 

先週の土曜日。

 

 

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妻が大きな声を上げる。

 

「おうおうおう、どうした」

 

妻「大変な事が起こった。何だと思う?」

 

「何よ。コロナに感染したの?」

 

的外れなことを言っているつもりなので冗談になるのである。だが、妻の返答は…

 

 

妻「半分正解」

 

「ん?どういうこと」

 

妻「感染したのは私じゃ無くて職場の上司。今、会社の先輩から連絡があった」

 

「え?まじ?」

 

話を聞いてみると、妻の職場の上司(男)が感染したらしい。年齢的には50前後の方で、少し前から体調が悪かったらしい。PCR検査を受けたらしいが、その結果が土曜日にでた模様。

 

 

妻「私、先週まで毎日この人と話していたんですけど。先週も『熱っぽいんだよなあ』って言っていたけど…もう、そんな体調で会社来ないでよ~(涙)」

 

「ふーん・・・」

 

ちなみに、妻はつわりが終わって以降、職場に復帰し、毎日のように出社していた。ただし、国の緊急事態宣言の影響により、次週から在宅勤務に切り替わることになっていた。そう、次週からなのだ。あと一歩二歩遅かった。

 

「まあ、でも、マスクしていたんでしょ?お互い」

 

妻「していたけどさあ・・・。コレって濃厚接触者ってヤツになるんじゃないの?」

 

「濃厚接触者ねえ。どういう定義だったっけ。どれ、濃厚接触者調べてみよう(身近なことになると真面目に調べ始めるやつ)」

 

 

「濃厚接触者」とは、患者の感染可能期間内(発症日の2日前から、診断後に隔離などをされるまでの期間)に、接触した者の内、次の範囲に該当する人とされています。

  1. 患者と同居、あるいは長時間の接触(車内・航空機など)があった人
  2. 適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護した人
  3. 患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い人
  4. その他、手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策(マスクなど)なしで15分以上接触があった人(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)

 (国立感染症研究所「積極的疫学調査実施要領」より)
「濃厚接触者」に該当するかどうかは、保健所が聞き取り調査を行った結果から、総合的に判断して決めます。保健所から濃厚接触者として連絡があった方は、下記の内容をご確認ください。

 

濃厚接触者の方へ 東京都福祉保健局


ここで妻が該当しそうなのは4番の「その他、手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策(マスクなど)なしで15分以上接触があった人(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)」っぽいが。

 

「どう?こんな感じの状況あった?」

 

妻「そこまでじゃない気もするけど…でも、よく仕事の話を近い距離でしていたしね。当然、マスクもずっとしていたよ。くどいけど」

 

「1m以内?」

 

妻「うん。そうね」

 

「近いよ。普通、仕事でそんなに接近する?」

 

妻「するでしょ、普通。でも、15分以上の会話はないからね?」

 

「どうだか。こんなことじゃ、知らないうちに30分くらい話していてもおかしくないね」

 

妻「何、疑ってんの?」

 

 「いや、別に疑ってるわけじゃ無いよーーっていうか、なんだこれ、浮気調査みたいね」

 

妻「本当だよ。私、悪いことしたみたいじゃない」

 

「まあ、濃厚接触者にあてはまるかどうかはこの際置いといて、身近に接していた人なんでしょ?職場からはなにか連絡あったの?」

 

妻「強制では無いけど、自主的にPCR検査受けてください、だってさ。職場の先輩たちはみんな受けるって。私も受けた方良いかなあ。あとで経費で落ちるのかなあ・・・」

 

「受けた方、いいんじゃない?心配だよ、妊婦なんだしさあ。経費とか言ってる場合か」

 

ネットで検査すると、コロナウイルスと妊婦に関する記事は沢山出てくる。

 

妊婦がコロナウイルスに感染したら重症化しやすいかも

妊婦がコロナウイルスに感染したら長期化しやすいかも

妊婦がコロナウイルスに感染したら早産になりやすいかも

妊婦がコロナウイルスに感染したらお腹の赤ちゃんにも感染するかもしれない

 

となどなど。ただ、どれも確かな情報ではなく、推測の域を出ない。

 

 

なお、海外では大規模調査が少しずつ出始めているらしい。この記事はよく参考にしている。

 

news.yahoo.co.jp

 

コレを見る限り、やはり妊婦の感染は大いに警戒すべき印象である。もちろん、これとは異なる見解を示す論文もあるみたいなので、まだまだ検証すべきコトなのだと思うが。

 

対照的に、日本の場合、妊婦の感染者数自体がそこまで多くないため、妊婦に対するコロナ大規模調査ができていないようだ。以下の日本産婦人科医会HPが最も詳しそうだが、詳細に分析した情報は少ない印象。

 

www.jaog.or.jp

https://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/12/201215.pdf

 

 

なお、テレビ番組で「コロナウィルスと妊婦」に関する特集されているが、有益な情報をみたことがない。まあ、過剰にあおっているのはいつもの通りだが。

また、ネット上では「妊婦だからって普通の人と差があるわけではないので安心して!」「妊婦の方がむしろコロナウィルスにかかりにくいんだよ!」と自信たっぷりにいっている医者もいるので訳が分からなくなる。

 

いろんな意見があるが、まだまだよくわからないウィルスであるので、今のところは慎重であるべき、というのが私たち夫婦の認識である。

 

 

さて、話戻して、後から来た職場からの通知の結果、妻は濃厚接触者には当たらなかった。ちょっとだけ安心。ただ、妻は日常的に陽性者の人と近くで働いていたのは間違い無いし、職場の他の人たちもPCR検査するということから、妻も念のためPCR検査を受けることになった。 

 

ーー

 

月曜日。

 

私は会社を休み、車で妻をPCR検査をしている病院へ連れて行く。

 

妻曰く、鼻の奥まで綿棒みたいなヤツをぐりぐりされてメチャメチャ痛かった、とのこと。結果は翌日の午前中に登録したメールアドレスに送られてくるとのこと。

 

その夜、私は眠れぬ夜を過ごした。妻はよく寝ていた。

 

ーー

火曜日。

 

私も妻も在宅勤務。午前中、ハラハラしながら結果を待つ。

 

そして、11時頃。

 

私が仕事の電話をしているとき、妻は一枚の紙を机に置いて去って行った。

その紙には大きく

 

陰性

 

と書いてあった。

 

…ホッとした。とりあえずホッとした。電話を終えて、妻と抱き合ったのであった。

 

「いやあ、本当によかったあああ」

 

妻「職場の先輩に報告したよ。安心してくれてた」

 

「でも、あれだなあ…気をつけなきゃいけないなあ。改めて思ったよ」

 

 

 

ひとまず無事に陰性で安心。

 

でも、まだまだ感染する可能性があるので、警戒を続けていくしかないだろう。

 

 

 

 

妻、安定期で少し膨らみはじめる

 

 

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土曜日。夕食。

 

今日は最近買ったホットプレートを使い、ビビンバを作る。

 

妻「やだ、コレ美味しー!これなら子供が大きくなったときに一緒に食べても良いかもねー」

 

「ああ。確かに美味しいね・・・でも、すごい量だね」

 

妻「え?そう?お米は冷凍の小盛りご飯6食分(2合くらい)くらいだけど。私まだ全然いけるけど」

 

「じゃあ、どんどん食ってくれ。俺はこの皿分食べたらもうお腹いっぱいよ」

 

妻は美味しそうにホットプレートからビビンバをすくう。その妻の顔をじっとみて、私は以前から少しずつ感じていた思いが確信に変わる。

 

「あのさあ。いや、これは良い意味で言っているんだけど・・・」

 

妻「うん?なに?」

 

「いや、本当に良い意味で言っているんだけどーーなんか、顔、ふっくらしてきたよね。良い意味で」

 

妻「え?ほんと?」

 

「いや、良い意味でよ?俺、痩せている貴女よりも、少しふっくらしている貴女の方がかわいらしくていいし」

 

 

妻は元々かなり痩せている。BMIで言うと痩せ気味に属してしまう方だ。それがつわりの影響でさらにほっそり(というかゲッソリ)していた。その妻もつわりが落ち着き、21週目(6ヶ月目)となり、大分食欲が出てきたようだ。

 

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(こんな感じ)

 

まあ、つわり時が心配なくらいに食が細くなっていたので、現在が健康的な状態になっただけにも思える。だから、上記でしつこいくらいに「良い意味で」と言ったのは本心であり、別にオブラートに包んでいる訳でもない。

 

それでも、なんとなく心配そうになる妻。

 

妻「つわりがひどいときは40kg半ばくらいだったかしら。今は51kg超えてるかも。いきなり増えすぎるのも良くないって言うし・・・」

 

鏡を手に取って顔をチェックする妻。

 

「良ければ、ちょっと体重計乗ってみてよ」

 

妻「今朝乗ったよ?51kgくらいだったよ」

 

「いや、せっかくだからさ」

 

ということで、妻の前に体重計を持って行く私。渋々乗る妻。

 

妻「そんな変わってないと思うけど、食後だし、52kgくらいじゃない?」

 

「えっとーー53.8kg。・・・まあ、こんなもんか」

 

妻「めっちゃ増えてるがな。え、つわり終わって8kg近く増えてんの?」

 

「つわり終わったのって、1ヶ月半くらい前?まあ、貴女の身長ならそれでも少ないんだろうけどね。赤ちゃんのお陰で健康的な女性になってきたね」

 

妻「一気に増えすぎるのも良くないんだって。こりゃやばいかなあ・・。いや、なんとなく太ってきたなあっては思っていたんだけど」

 

心配そうに顔を観る妻。この日、食後のバナナとミカンは控えていた。

 

ーー

 

調べてみると、おおよそ1週間に300~500g程度の増加が望ましいらしい。仮に痩せ型だったとしても、この範囲を超える増加幅はあまり推奨されていないようだ。

jp.moony.com

 

妻が最も痩せていたのは今から約6~7週間前。そうなると、3~3.5kgくらいの増加幅が望ましいはず。まあ、つわりのかなり痩せていた時期を基準に置くのは適切では内にしても、8kgは少し増えすぎかもしれない。

 

 

ひとまず、夫としては、『太ってもかわいいよ』『いや、というか全然太っていないよ』『赤ちゃんのお陰で健康的な見た目になってきたね』とか言っておけば問題は起こらないだろう・・・か?

 

ーーいや、見かけのことは余計なことは言わないでおこう。思いも寄らぬ蛇が出てくるかもしれないからな。

 

 

 

産まれる前に赤ちゃんの性別は確認するか?しないか? 問題

 

 

 

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月曜日。夕食時の妻との会話。

 

 

妻「あ、明日、定期検診で病院に行ってくるね」

 

「ああ。ごめんね、本当はついて行きたいんだけどねえ」

 

 ちょうど20週目を迎えたこのタイミングで、明日、妻単独で病院にエコー検査を受けに行くことになった。コロナウィルスの影響で、以前から病院からは「検診は妻のみ」とされている。(本日、関東の1都3県の緊急事態宣言発令の検討となったが、ますます行きづらくなるのかな・・・)

 

 

 

妻「明日になったら性別分かるかもね。A子(妻の同級生)も20週目くらいには先生から『男の子ですね』って言われたみたい。ネットを見ても、大体20週目くらいから分かるらしいよ」

 

「へえ。そうなんだ。これで、もう、性別に関する迷信を聞かされなくて済むわけか」

 

妻はしばしば赤ちゃんの性別に関する迷信を教えてくれる。迷信は、ネットで検索するとウヨウヨ出てくる。ちなみに、私の妻は下記の4つを話半分で信じている様子。

 

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資料:妻の日常会話より

 

基本的に(肉体的に言えば)性別は2択だし、産まれてきた後、必死に検証するようなことでもないから、いい加減な情報が広がりやすいのかしら。冗談の一つみたいなもんだと思うけどね(本気で信じている人がいたら、その人は是非統計取って検証して欲しい。どこまで本当か、実は結構、興味あるんです)

 

妻「エコー検査で調べてもまちがえることはあるみたいだけどね。性別分かってから名前とかいろいろ考えようって思ってたの。楽しみ~!」

 

ブーブー(妻のスマホ

 

妻「ーーあ、ごめん、お母さんから電話きたみたい。出るね?」

 

といってお義母さんと電話する妻。

 

妻「うん。明日定期検診。明日には性別わかるかも。うん。・・・うん?え、そうなの?いや、別に画像見ながらお医者さんにきこうと思ったけど・・・。あ、そう。それは知らなかった。まあ、わかるかどうかまだわからないけどね・・・うん。うん」

 

5分ほど会話して、電話を切る妻。 

 

妻「あのさあ。うちのお母さんと話したんだけど、『性別なんか分からない方が良いんだ』って言ってたよ?私の時も、産まれるまで性別は分からない状態だったんだって」

 

「へえ。そうなんだ。まあ、当時はまだエコー検査なんかの技術がそこまで発達していなかったのかもしれないし--。あ、いや、ちょっと待って。そういえば・・・」

 

と思い、私はiPadの中にある一冊の電子書籍を開く。

 

「あ、あった。書いてある。・・・へえ。そうなんだ」

 

妻「え、何?」

 

「いや、昔読んだ本ではさ、あんまり出生前の性別告知は推奨していない、ってコトが書いてあったからさ」

 

私が読んでいたのがコレ。妻と結婚した頃にこっそり予習のつもりで買っていたのである。

 

 

多くの人が気になる「赤ちゃんの性別」ですが、実は生まれてみないとわかりません。日本遺伝学会では「出生前に性別を言ってはいけない」ことになっています。日本産科婦人科学会でも「症例に応じて告知する」と決まっているので、基本的には医者は性別を伝えないスタンスになっているのです。
 というのも、性別の診断率があまり高くないから。性別を告知しても違っているケースは多々あるのです。

(中略)  そして、もう一つ、深刻な問題もあります。性別告知をする病院や医者は実際には 結構いると思いますが、少なくとも21週6日までに行うべきではないというコンセンサスは一応あります。なぜなら、性別が分かった時点で中絶するという人が出てくるからです。日本では22週以降の中絶は法律で認められていません。

(中略)これから妊娠出産を迎えるご夫婦には、ぜひ知っておいてほしいのです。医者が性別を教えないのは、決してサービスが悪いとかではないのです。本当にわからないケースもあれば、分からないというスタンスで赤ちゃんを守ろうとしていることもあるんだと

荻田和秀『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』より。下線部は私。

 

 

「というわけらしい。まあ、中絶とかは考えていないけど・・・学会も勧めていないとなると、なんか引っかかるな(権威に弱いヤツ)」

 

ちなみに、あとで調べてみると、本当に学会HPに明記されていたのでびっくり。普通に『妊娠 性別』で検索すると、「いつ頃分かるの?」「どうやってわかるの?」という情報が多く、性別を聞くのが当たり前の感覚になっていたので・・・。

 

 

妻「でも、じゃあ、A子が先生から20週目あたりに教えてもらった、って言うのはどういうこと?」

 

「うーん、リアルなことはわかんないけど、たまたま先生が「あ、なんか突起物がある」とか言ったのをきいてA子ちゃんが『じゃあ男の子ですか!?男ですね!?』ってぐいぐいと聞いたとか?」

 

妻「・・・ああ。A子、学級委員みたいに何でもしっかり把握しておきたいタイプだから、もしかしたらそうかも」

 

「もしくは、さっきの本にも『性別告知する医者は実際は結構いる。』って書いてたから、先生によっては軽い感じで教えてくれるかも。ーーで、どうする?明日行ったときはお医者さんに聞くの?」

 

妻「・・・うーん。さっきまで聞こうと思ったけど、イモちゃん(私)の話聞いたらね・・・。なによりも、お母さんに反対されるとは思わなかったから、びっくりしちゃった」

 

「いやまあ・・・聞いても良いとは思うけどね。中絶とか考えてるわけでも無いし」

 

妻「そうね。でも、私から聞くのはやめるね。もし先生が言ってきたらしょうがないけど。とりあえず、情報あったら教えるわ」

 

 

妻は本当に聞かずに済ませられるのだろうか。この知りたがりの妻が。まあ、ひとまず明日の反応を待ってみよう。

 

 

 

 

 ・荻田和秀『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』

・ 日本遺伝カウンセリング学会HP『遺伝学的検査に関するガイドライン

http://www.jsgc.jp/geneguide.html

 ・日本産婦人科科学会HP『出生前に行われる遺伝学的検査および診断に関する見解』

http://www.jsog.or.jp/modules/statement/index.php?content_id=33

 ・ユニチャームHP『妊娠中の赤ちゃんの性別の見分け方!いつわかる?』

https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/fetus/pt0669.html

 ・その他

https://mamajoy.net/2017/08/28/echo-machigai/#i-4

 

 

妻の会話を盗み聞きで軽く涙、の正月

 

 

あけましておめでとうございます。

今年も妻との妊娠の日々を書いて行きたいと思います。

 

 

さて、正月。今年は帰省ができなかったので、ずっとステイホームである。

今年はいつもと違う年末年始を過ごしている。帰省せずに家にいることはもちろんだが、それよりも何よりも大きな違いがある。それはずばり、

 

酒を飲んでいない年末年始

 

であることだ。こんな年末年始は10年ぶりでは無かろうか。酒を飲まなくなったきっかけは以前に書いた。今もなお継続中である。

 

yakiimoboy.hatenablog.com

 

 

まあ、別に酒飲んで良いんだけど、なんか飲まないのが習慣化してきたので、よっぽどのことが無いと飲んじゃいけない気がしているのである。酒を飲まない生活も今日で83日目。思えば遠くへ来たものだ。妻の妊娠期間「トツキトオカ」に比べたらまだまだたいしたことは無いが・・・まあでも、飲みたい・・・飲みたい・・・ああ飲みたい!

 

コロナのせいで外出もできない。酒があれば朝から晩まで飲んだくれてやろうと思えるのだが・・・ともかく、酒が飲めない年末年始はしょうが無いので、テレビを観たり、ちょっと勉強したりして過ごしている。ああ、なんてつまらん年末年始だ。つまらん年末年始だ!

 

 

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一方の妻は、一日に1~2回、地元の友人たちとオンライン会話を楽しんでいる。

 

友人の多くは早々に子供を産んでいるので、皆から妊娠生活・出産後の生活についていろいろと聞いているようだ。ちなみに、私と妻は同郷。結婚している地元の同級生たちは、ほとんど子供を産んでいる気がする(地方ってそういうとこあるよね)。

 

今も妻は、私か職場の人くらいしか接する機会も多くないので、こういう妊娠に関する情報交換ができるのはとても貴重なことだと思う。何より妻の気持ちが軽くなっているように見える。地元の同級生たちよ、感謝!

 

それを邪魔しないように、私は別室でほうじ茶(味気ない)を飲みながら英語のリスニング勉強。

 

休憩がてらヘッドホンを外すと、妻のオンライン会話の声が聞こえてくる。

 

 

妻の友人1「ーーで、どうなの?旦那さんは協力してくれるの?」

 

妻「うん、なんかお酒も我慢してるよ。代わりにノンアルコールの空き缶が大量にあるけど。節約にはなってないけど、でも、協力してくれてるのかな」

 

友人2「何それ(笑)でも、うちの夫は私が妊娠してたときも酒めっちゃ飲んでたよ。旦那さん、えらいじゃん。ふだんから飲んでるタイプの人?」

 

妻「毎日飲んでたよ。平日の仕事終わりはもちろん、休日も晩ご飯に必ず。だから止め始めたときは、すごい辛そうだけどね(笑)」

 

友人1「ああ、それは辛いかもね」

 

妻「あ、お節料理をネットで買ったんだけど、お酒飲まないから辛いみたい。『お酒無しのお節料理なんて美味くもなんともない』って文句言いながら食べてたよ」

 

友人1「受ける(笑)。旦那さん、家事とかも手伝ってくれるの?」

 

妻「ああ、うん。結構やってくれる。つわりひどいときは全部やってくれてたよ。食事も私に合わせて用意してくれたから、刺身とかも我慢してくれて」

 

友人2「なに、めっちゃいい旦那じゃん!うちの旦那なんか私の目の前に刺身ぶらぶらさせて『ほら。お前は食べれないだろ』とかやってたよ」

 

友人1「あはははひどーい」

 

 

そんな会話を聞き、私はなんだか泣きたい気持ちになる。控えめなタイプの妻が、いつになく私のことを自慢している。

 

(酒、のまなくてよかった・・・。刺身はゴメン、一回食べちゃったけど・・・これからも一緒に頑張ろうな。妻よ)

 

温かいほうじ茶をすすりながらの正月も悪くないのであった。

 

 

 

 

 

あ、ごめんなさいね、こんな日記(笑)

 

 

鬼滅の刃に「50点」といえる妻はやっぱり私の妻である

 

水曜日の夜。

 

妻「ごちそうさまでした。それじゃあ、鬼滅の刃観ようよ」

 

「ーーああ、そうね」

 

夕食を食べ終えた後、ネットフリックスで『鬼滅の刃』を観るのが、ここ数日の夫婦の恒例となっていた。こんだけブームになった後に見始めるのも悔しい感じがしたが、まあ、日本中、いや世界を巻き込んで(?)ヒットしている作品であるので、なんとなく観ておきたかったのだ。

 

どうでもよいが、あらゆるテレビ番組で鬼滅の刃のOP曲(もしくは映画の曲)が流れる度に、「もういいよ」と言ってチャンネルを変えたのは私だけでは無いはず(そんなことないのかな?)。

 

余談ながら、この鬼滅ブームによって、10年ほど前に読んだティッピングポイントという本を思い出した。

 

 

 ティッピングポイント:それまで小さく変化していたある物事が、突然急激に変化する時点を意味する語。臨界点や閾値と言い換えられることもある。主に、物事が爆発的に流行して社会に広まる際に、その時点を指して用いられることが多い。

「ティッピングポイント」の意味や使い方 Weblio辞書

 

 ティッピングポイントが訪れるには、『少数者の法則』『粘りの要素』『背景の力』の三原則があるされている。詳しくは本を読んで欲しいが、この本の内容を一言で表した著者の下記の言葉は実に興味深い。

 

"Ideas and products and messages and behaviors spread like viruses do"

(直訳:アイデアや製品やメッセージや行動は、ウィルスのように広がる)

Malcolm Gladwell(マルコム・グラッドウェル)

 

鬼滅の刃もある意味、今年流行った謎のウィルスのようなもの?

 

 鬼滅ブームがなぜ起こったのか?の分析はネットで検索すれば沢山出てくるので、今、私が無い知恵しぼってする必要もない。ただ、この本をもう一度読んでぼんやり考えてみたい、と思ってみたり。

 

 

 

 

まあ、めんどくさいことは抜きにして、 これほど多くの人から受け入れられた作品なのだから、鬼滅の刃は間違いなく面白いと言えるだろう。ものすごく面白いかどうかはわからないが、少なくとも外れではなさそうだ。

 

 

4日前に1~2話を見終え、3話目に勧めるのは止めた。面白くて寝不足になる可能性を感じたからだ。そして、3日前に3~5話を観る。やはり面白い。これは年末年始は鬼滅の刃三昧になりそうだ、と妻と盛り上がった。そして一昨日には、はしゃぐように6~7話を観る。

 

・・・と、ここあたりで少し違和感を覚え始める。なんとなく自分たちの中の気持ちの盛り上がりが緩やかになった感じがしたのだ。7話目を見終えた段階で私は妻に恐る恐る

 

「ねえ、面白かった…よね?」

 

とたずねる。妻は無表情で、

 

妻「え?ああ、面白かったよ」

 

「ホントに?」

 

妻「うん。まあ、面白かったよ」

 

と、あからさまに数日前とは異なるリアクションを見せる妻。

 

 

そして昨日も8~9話を観たのだが、私の気持ちの盛り上がりがますます停滞、というか、むしろ減退しているコトに気づく。9話目を見終えた後に

 

「ねえ、面白かった?コレ」

 

妻「うん、まあね」

 

そして今日。10話目からスタート。

主人公側が鬼となった男女を惨殺する描写に少し辟易。11話目からは新しい新たな仲間が加わっていき、12話目には新しい仲間の能力が明らかになっていく。多くのファンは13話目をみるのが待ち遠しい気持ちになっていただろう。

 

「どう、これ。今日は盛り上がったのかな?」

 

妻「うん、そうだね」

 

私は再び恐る恐る妻にたずねる。

 

「ねえ、これ、面白い?」

 

妻「う~ん・・・」

 

「点数をつけるとしたら、何点?」

 

少し悩んだ様子で

 

妻「ーー50点だね。観れるけど、観なくても良い感じ」

 

妻のこの言葉を聞いて安心。

 

「ああ、よかった俺もおんなじだわ。いや、面白くない訳じゃ無いんだよ?でもさ、ちょっともういいかなって思っちゃったのよね。いや、あれだよ?観る人によってはとってもおもしろんだよ?もしかしたら子供産まれたら面白く感じたりするのかな?でもさ、別に今の俺たちが無理してまで観なくてもいいかな?って感じかな?うーん、でもどうかな?これから面白くなるのかな?面白くなる可能性もあるからね。こんだけ世間が面白いって言ってんだもん。急激に面白さが増していくのかもしれないよね。どうする?もう少し観る?」

 

妻「もういいよ。明日から観なくて。じゃあ、あたし風呂に入るから」

 

「でもさ、ほら、俺、営業マンじゃん?こんだけブームになったんだから観とかないと話題についていけないじゃん?だから一応観といた方が良いのかな~とか思うのよね。それに、時代を象徴する作品として将来歴史の教科書に載りそうだし。あ、もしかしたらマンガも読んだらまた見方が変わってくるのかも」

 

妻「じゃあ、イモちゃん(私)一人で観て。今後、私は『愛の不時着』観るから」

 

 

 

と言い捨てて浴室に向かう妻。その後ろ姿が頼もしく見える。あらためてこれぞ俺の妻だ、と思うのであった。まあ、私も『鬼滅の刃』はもう良いかな(笑)代わりにAmazonプライムで『キテレツ大百科』でも観ようかしら。

 

多くの人から受け入れられた作品だとしても、鬼滅の刃が私たちにとって間違いなく面白いと言えるかどうかは・・・そうでもないのかもね。

 

いや、ファンの人に言っておきますけど、面白いんですよ?面白いんだけど、ほら、趣味が違うというかさーーあとはタイミング?今の私たちにはゴニョゴニョゴニョ・・・。

 

 

手荒れの功名

 

日曜日。夜。

 

夕食を済ませ、妻とソファでゆったり。私が本を読んでいると、急に妻が大きな声を上げる。

 

妻「ちょっと!どうしたのその手!?」

 

「うん?」

 

妻「荒れすぎでしょ!?」

 

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「そ、そう?」

 

妻から言われて、改めて自分の手を見てみる。まあ、確かに荒れてはいるのだが・・・。

 

妻「ちょっと、クリーム塗るから!」

 

といって、妻が使っているクリームを取り出し、私の手に塗り始める。

 

「イッタイイッタイ!しみるって--」

 

妻「昨日、大掃除したときに洗剤にやられたんだよ、きっと」

 

「いや、その前からこんな感じだよ。洗濯ものを干すときが一番しみるのよね。まあ、今年は手洗いの頻度が特に多いからね」

 

妻「そうだけど・・・ごめんね。家事全部やらせてたから・・・痛かったでしょ?」

 

「いや、まあ、しょうがないでしょ。コレは」

 

妻「寝る前にもクリーム塗ってね?このクリームじゃなくてもっと良いやつ有るから、今度はそっち塗るから」

 

「大げさだってば。いいよ、これくらい」

 

妻「ゴメンね、いつも家事、ありがとう…」

 

「いや、別に当たり前のことだから。妻が妊娠してるんだから、手荒れぐらい、なんだってんだよ。そんなこと気にするなよ」

 

 

妻の心配した様子--まあ、悪い気はしなかった。ただ、私は毎年冬になると(家事をしようがしまいが)手が荒れやすい、ということは・・・とりあえず妻には伏せておこう。そういえば、大学時代にコンビニのバイトをしていた頃、同じ時間帯のバイトのコに「手荒れひどいね、痛そう・・・」って言われて手をさすられたことがあったなあーーあのときは青春だったなあ。手荒れも悪いことばかりではないな(あはは)。