ギザ十な日々

2人の息子と妻との日々を書いています。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

太陽の塔を走り回る

私はこだわりの男である。こだわりすぎて前に進めないということが往々にしてある。つまりは機転がきかない。私は自信を持ってこれを美質と捉えているわけだが、これまた往々にして、個人が美質だと思っているものは世間から言わせると愚質となる。 森見登美…

手作りのジレンマ

金曜日。会社にて。 フロランタンさん「あ、やきいもさん。ナタデココさんから聞いたんですけど。チケットの件」 「はあ。……え!いいんですか?え、フロランタンさんが?」 フロランタンさん「はい」 「い、いやあ、すみません、ありがとうございます。本当…

最後に急須を使ったのは、いつ?

茶を飲むのはただ喉を潤すためじゃない その一拍の休みで心身を切り換えて自分のリズムを作る そういう場を作り出すのが「茶」だ 青木幸子『茶柱倶楽部』第一煎 旅立ちの八十八夜 より 一杯の茶のためには、世界など滅んでもいい。 ドストエフスキー 今から4…

ゆっくり会話を楽しもう

妻「ねえ、どうして話をしないの?」 夫(ショペンハウエルの読書か「出馬予想」の耽読をさまたげられて)「うむ?」 妻「どうして話をしないの?」 夫「別に話すこともない」 妻「愛していないからよ」 夫(すっかり邪魔され、イライラして)「ばっかなこ…

1位は彼女、2位はそれ以外の女性

ワタクシ、現在大阪某所で1人暮らしをしております。 彼女はおります。今関東に住んでいるので、いわゆる遠距離ってやつです。 遠距離も長いもので、もうすぐ3年目を迎えるところでしょうか。遠距離を続けるのは難しいとよくいわれます。――ですが我々はお互…

自由からの迷走

人は自由を得たのち、いくらかの歳月を経過しないと、自由を用いる方法を知らないものだ。 トーマス・マコーレー 2月4日。昼過ぎ。 試験官「はい、以上になります。皆様お疲れ様でした」 (……嗚呼、終わっちゃった) ―― 帰り道。会場から駅までの間、ツレに…