ギザ十な日々

2人の息子と妻との日々を書いています。

突然雨読

 
 
 
 

 
月曜日。夕方。
 
 
 
総務部「お仕事中すみませーん、明日は台風の影響のため、基本的に出社せずに自宅待機でおねがいしまーす。またメールで全員発信しますねー」
 
 
 
その言葉を聞いた時、なんとなくはしゃいだ気持ちになったのは、私だけではなかったはず。
 
 
雪国出身の私は、雪の影響で休校(もしくは午前で帰宅)になったことも何度かあり、その度に跳ねるように喜んだものである。
 
お客様へのアポイントもあったのだが、日程変更をお願いし、火曜日は大人しく家でゆっくりすることにした(誤解のないようにいうが、あくまで自宅待機であり、ノートパソコンを持ち帰って仕事をしましょう、という意味である)。
 
 
帰り、近くのスーパーに立ち寄り、明日の食料を買いに行く。
お肉やパンなどはほとんどなくなっていた。なぜか砂肝が一つだけ残っていた。また、パンコーナーでは、某メーカーのスコーンだけが大量に残っていた。
 
 
ーー
 
火曜日。
 
 
朝も8時半に起床。いつもならばすでに出社している時間である。それが、急遽台風の影響で休み(自宅待機)になってくれたおかげで、ゆっくりした朝を迎えることができた。
 
 
日中は休日(自宅待機)らしく、ミートソースづくりを楽しんだ。最近、お料理熱が高まってます。
 
 
 
会社からのメールを時折チェックしながら、私はiPadを手にし、キンドルを開く。
 
「今日のセールはなにかしらー」
 
今日のセール本をチェック。
 
 
キンドルとは、ネット通販の王者、Amazon.comが運営している電子書籍サービスである。
Amazonを通じて電子書籍を購入し、iPadiPhoneなどの電子媒体で読書を楽しむことができる。電子書籍の素晴らしさについては、また今度じっくり語らせていただくとして、上に記したのは、Amazonが日替わりで行なっている電子書籍セールである。
 
 
普段、自分からは手に取らないような本をセールしているので、新しい出会いに導いてくれる。また、最新本でも50%以上オフの場合が多いので、実にお買い得。毎日1冊セール対象となるので、これを欠かさずチェックするようになった。(…つまらない人生とか言わないでね。すっかりカモなのはわかってます)
 
 
ちなみに、9月4日のセールはこの本だった。
 
 

 

世界で通用する「地頭力」のつくり方 自分をグローバル化する5+1の習慣

世界で通用する「地頭力」のつくり方 自分をグローバル化する5+1の習慣

 

 

1,620円のところ、この日買えば599円。63%オフである。すごいよね。
 
 
自分の意思では絶対に買わないような類の本である。でも、そんな本こそ、買って読むようにしている。そんな本に出会えるのも、このセールの醍醐味なのだから。ハズレも多いんだけどね(笑)
 
(・・・・・・)
 
 
約2時間で読了。
 
余談ながらこの本は、私の部署のボスがよくいう「海外人材としての気持ちを高めろ!」や自己研鑽、特に力をいれろ!」、そして「オフはしっかりとって仕事に活かせ!ということが250ページぎっちり書かれていた。あまりにボスの口調と似ているので、まさかボスはこれを元に話しているんじゃないか?と思うほどであった。
 
「…まあ、ボスの気持ちが少し理解できただけでもよかった、かな。アハハは」
 
本を読み終わったら、前に購入していた別の本を読み始める。キンドルのおかげで、本当に読書量が増えた。眼は悲鳴を上げているけど、読書が学生時代並みになっているのは、多分いいことなんだと思ってます。
 
ーー
 
テレビをつけると、どの局もずっと台風の中継を放送している。窓ガラスごしに、救急車のサイレンや、ガシャンガシャンと物々しい音がきこえる。ちなみに、会社携帯は全く鳴らない。この天気だと、お取引先様もお休みのところが多いのだろう。まあ、電車も動いてなかったしね。
 
ーーあんまりいい加減なことを書くと不謹慎、って言われるかもしれないけど、こういう突然の平日休みって、やっぱり得した感じがしたのであった。
 
どうでもいいけど、こういう突然の休日って、皆どう過ごしているんだろう。とりあえず、明日会社で同僚に聞いてみよう。取引先にも。
 
 
また明日から頑張ろう。やっぱり不謹慎…?