ギザ十な日々

2人の息子と妻との日々を書いています。

振り返ったとき、理由があるかもね(淀川寛平マラソン2018前半)

 

 

ランニングを始めてなかったら?死んでたんちゃう?酒ばっか飲んでたし、タバコ喫ってたし。いまこんなことやれてるのも、ずっと走ってきたから。そう思うで

間寛平

 

 

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金曜日。

 

この日、私のボスが大阪にいらっしゃった。ボスは課長の上の上の上の上の上の――な立場の人である。普段話すことなどめったにない。

 

 

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(本当にこんなイメージ)

 

 

まあ、いろいろあって、ボスと課長と私と3人で昼食をとることとなった。 

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もちろん、いつもの大衆食堂ではなく、限られた会員しか入れない、平民クラスには縁のない場所。いつもは昼ご飯を食べるために列に並ぶ我々も、ボスの後ろに続きながらスイスイと中に通される。中ももちろん、せわしさとは無縁の落ち着いた空間であった。

 

 ――

 

昼食を食べ終え、コーヒーを飲みながら雑談が始まった。

 

ボス「――それで、焼いもはまだ走っているのか?」

 

「は。御記憶いただき光栄でございます。うぶ毛が生えた程度ですが、まだ走らせていただいております」

 

ボス「近々、大会はでるのか?」

 

「は。3月4日に大阪でフルマラソンの大会があるのですが、それに出る予定です」

 

ボス「ほう、そうか。大したもんだ」

 

「もったいないお言葉でございます」

 

ボス「――しかし、ただ走るだけの競技というのは、俺にはどうも理解できんがね。短距離ならまだしも、長距離となるとさっぱりわからん。何が面白いんだ」

 

課長「おっしゃる通りで。同感です」

 

「恐れながら、走ることも楽しいものでして」

 

ボス「何が楽しいんだ?」

 

「何が……ですか?そうですね――」

 

(何が楽しいって言われても、まあ、そう言われてみれば何が楽しいんだろ?)

 

ボスはせっかちな性格である。返事を遅らせるわけにはいかない。

 

「30kmあたりになると、本当につらくなってくるんですが、その時にこれまでの人生が一気に押し寄せてくるような感覚に襲われるのです。この時、自分がいったい何者でもない、たわいもない存在なのだと実感するのですが、あたりを見回すと、同じようにつらい表情ながら走っている人がいて。なんというか、一体感を感じられるといいますか、ライブ感と言いますか。どのスポーツもそうですが、この瞬間に最高に興奮し、アドレナリンがどくどくと分泌されるのを感じることができるのです」

 

ボス「……よくわからんな」

 

課長「私もよくわかりません」

 

「……そうですね(僕もよくわかりません)」

 

ボス「あとは?走る理由」

 

「は……っとそうですね。つらいときに応援してくれる沿道の方々に励まされるのがたまらないからでしょうか」

 

課長「応援?」

 

「はい。普段仕事してて応援してくれる人は誰もいませんから、ありがたく感じますね」

 

ボス「おい、〇〇(課長)よ。コイツ、追い込まれてるんじゃないか?大丈夫か?」

 

課長「そ、そうですね。病気にならないように気を配りたいと思います」

 

「……大丈夫です。ご安心ください(追い込まれてるのは今でしょ)」

 

というような会話をしたのであった。就活生諸君、就職活動が3月から開始したことだろう。大変だろうが、形は変えど、面接タイムは就職した後も続くもんだからね。

 

そして、今回が面接ならば、私は落とされていただろう(こわーい)。

 

――

 

さて、無駄な冒頭であったが、書きたいことは

 

いったいなぜ私は走るんだろう?

 

ということを改めて考えさせられたことである。

 

 

昔の日記でも何度か書いてきたテーマだけど、いまだに明確な走る理由というか、目的意識というのは、正直ない。

 

・健康維持のため?

・ご飯を美味しく楽しむため?

・沿道から応援されるのが心地いいから?

・ライブ感がいいから?

・いいタイムを出したいから?

・同僚や取引先とのコミュニケーションツールの1つとなるから?

・マラソンブームに乗っているだけ?

・「こんな私でもマラソンできるってことを証明したかった」みたいなセリフを吐きたかったから?

・マッサージ店で「いい脚の筋肉してますね」って言われたいから?

 

 

 

どれもある意味そうなのかもしれないんだけど、どれもピンとくるものでもない。なんで私は走っているんだろう?理由がわからなくて、なぜ走るんだろう?

 

 

……

 

 

……

 

 

……かんがえても、やっぱりわかんないですね。

 

 

とりあえず、私の中で「走ること」は続けられているわけだから、別にいいのだが。こういう走る理由については、必ずしも誰かにわかるように伝える必要もないんじゃないか、とも思う。まあ、人に伝えるときには、上に羅列したようなことをそれっぽく言っていればいいだろう。それが本質的な理由でないにしても。

 

なんだかよくわかんない問答でした(笑)でも、急に「なぜ生きているの?」って言われても、自分自身が納得いく答えなんてアナタも答えられないでしょ?それとおんなじ感覚ってことよ(知らんけど)。

 

 ――

 

……さて、上にもちらっと書きましたが、明日3月4日に走ります。

 

 

ラソン大会の名は

 

淀川寛平マラソン2018

 

です。

 

 

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『淀川寛平マラソン』は、吉本興業所属タレントである間寛平さんが発起人となり、「東日本大震災被災地支援」をメーンテーマとするチャリティーマラソン大会として誕生しました。 今回も、大阪の母なる川・淀川で、ランニングはもちろん、笑いあり、歌あり、踊りありの、楽しさ満点の参加する全ての人が笑顔になれる大会を目指します。

舞台となる淀川河川敷公園は、大阪という都会にありながら、豊かな自然と水の恵にあふれるエリアです。 その魅力を最大限に感じていただけるよう、淀川左岸に特設コースを設定。フルマラソン、10キロ、ファミリー3キロ、駅伝種目を行います。 また、上位入賞者への表彰はもちろん、豪華賞品の当たる「お楽しみ抽選会」の他駅伝ではカテゴリー賞も用意してランナーの皆さんを歓迎します。

寛平マラソンHPより

 

開催日  2018年3月4日 (日)
開催地  大阪府(枚方市)
制限時間:7時間、関門あり
スタート時間 9:00
フルマラソン参加者 5,000人強(推定)

 

 

2月はこの大会に向けて日々コツコツ走ってきた。

 

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(まあ、真面目にマラソンに取り組んでいる人にはまだまだ足元にも及ばないが)

 

さて、土曜日、事前受付を済ませるべく、大阪の枚方へ向かう。

 

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(配布された新聞型の大会案内。コメダ珈琲で読む)

 

 

 

今日は酒の代わりにこいつを食べて寝ます。

 

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(これ好きやねん)

主流派のとろける系プリンとは違う、タマゴ感の強いしっかり系プリン。原材料を見ると、ゼラチンもゲル化剤も使っていない!見た目は男っぽい大味系に見えるが、実はヘタな洋菓子店よりも凝った味わいのプリンである(と思う)。まあ、量が多いので、今日は半分だけ食べて、残りは明日の朝食に。

 

 

 とりあえず、明日は2018年一発目のマラソン!頑張ります。