「まくら」営業、はじめました。

営業職の男です。「まくら」を極めて営業のタツジンになりたいのです。

やっぱり、私は私、黒部は黒部 (黒部名水マラソン 2018 後半)

 

5月27日。日曜日の朝。4時半に起床。

 

起床後、すぐに自分の体の状態を確認する。

 

(お尻の筋肉、やっぱり張っているな。・・・・・・やっぱり治ってはくれなかったか。肩は両方とも、相変わらずコリがきつい。これも心配だな)

 

お尻の筋肉は少し前から張っている感じがしていた。お尻の筋肉は脚の中でもかなり大きい筋肉になる(と思われる)ので、ここに不安があるのはすごく気になる。

肩こりは、ここ1年でだいぶひどくなっている。この日起きた時も、硬い塊が肩にある感じ。加えて、少し歯に痛みを感じるレベル(肩こりの症状らしい)。

 

 

 

(・・・・・・まあ、気合と根性ですな)

 

今更ジタバタもできないので、諦めて朝食をとる。

 

 

準備万端、いざ黒部へ出発!

 

 

富山駅黒部駅シャトルバス→会場

 

ーー

 

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8時過ぎに到着。見事な快晴。会場はすでに人がたくさん。

 

到着した後は、トイレを済ませる。そして、お尻と肩を中心に念入りにストレッチ。

 

◯気象情報(8時ごろ)

気温:約19℃ (時間の経過とともに上昇。それでも22〜23度くらい?ただ、日差しが強かった分、体感温度はもっと高かったように思う)

湿度 :約70%(こちらは下がっていった。昼前だと60%くらい?)

風: ほぼ無風(しかし、時間帯によって心地よい程度の風が吹く)

 

先にふりかえるが、私にとって、この日の天気は申し分なかった。ただ、まわりをみると厚着をしていた人が多かったように思われる(朝は少し寒かったしね)。そういう人たちは少し暑かったかもしれない。

 

さて、スタートラインへ。

 

ーー

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本当によいお天気。私は、サブ4を目指す人たちが集うFの位置へ。

 

さて、定刻通り、9時に開始!

 

ーー

◯スタート〜10km

 

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最初はやはり渋滞。しかし、道が広いためか、2〜3kmしないうちに快適に走れる状態に。

 

(絶対に、昨年には負けんぞ)

 

という思いからか、3kmあたりから少しペースを上がっていく。

 

ーー小さなハプニングは、7kmあたりの給水所で起こった。ちょうどドリンクを取ろうとしたとき、先にドリンクをとった前のランナーに軽く接触。そして、

 

ビリッ!

 

「あ!」

ランナーさん「あ、ごめんなさい!」

 

私のゼッケンの一部が、ピンから裂ける。

 

 

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(右上のところです)

 

まあ、人が集まる給水ポイントなので、どうしようもないハプニング、と割り切って、そのまま走りを続ける。

 

パタパタ

 

(・・・・・・)

 

パタパタ パタパタ

 

(・・・・・・)

 

パタパタパタパタパタパタ あーよいよい パタパタパタパタパタ

 

(・・・うるせーよ!)

 

ゼッケンがなびいて実にやかましい。他のランナーにも迷惑である。それに、万一、風で飛んでいったら大変だ。ゼッケンは背中と胸に1枚ずつ身に付けるのだが、胸のほうにはタイムを測定するためのタグがついていたので、無くしたら特にまずいのである。

 

仕方なく、走りながらピンでゼッケンに無理やり穴を開け、止め直す。

 

(この、このっ!)

 

と、走りながらだと結構手こずったが、なんとか止めることに成功(上の画像の通り、右上がくしゃくしゃになってます)。今後は気をつけます。

 

ーー

◯11km〜20km

 

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平坦な道をすぎ、少しずつ坂に突入。スタミナ切れしないよう、給食を積極的に行う。

 

さて、15kmあたりだっただろうか。

 

女性「これ食べて!」

 

高架下をくぐったあたりで、着物姿の女将風の女性が手渡しで何かを差し出している。前のランナーが受け取っているのに習い、私も女性から受け取る。高架下で暗かったので、受け取った時はそれがなんだったのかわからなかったが、とりあえず手のひらに乗るくらいのソレを口に一気に放り込む。

 

「ーーむ、まんじゅうか!うまいうまい」

 

口の中でこしあんの甘さが広がる。そして、体の疲れを和らいでくれた。体が喜ぶ差し入れであった。

 

余談ながら、この時食べたのは、これだと思われる。

 

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福田屋菓子舗「福福饅頭」

 

みなさん、大変美味でしたので、黒部に来た際はおひとついかが?(違ってたら大変申し訳ございません‥‥)

 

さて、坂はますます傾斜が強めていく。しかし、ペースは上がり基調。

 

 

ーー

◯21〜25km

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20kmあたり。

 

(・・・・・・我慢できんな)

 

尿意を強く感じる。黒部の名水を何度も給水していたのはもちろん、火照った体を冷やすためにちょこちょこ頭から水をかぶっていたため、お腹が冷えていたのかもしれない。

 

ちょうど折り返しを迎えそうなところにあったトイレに入る。幸い、トイレは空いており、すぐに済ませ、体は一気に軽くなった。

 

ーーだが、少し気になることがあった。

 

(・・・・・・やっぱり、ちょっと辛くなってきたなあ)

 

用を足しながら、自分の体の状態を再度確認したのだが、疲労が溜まったせいか、朝から気になっていたお尻の張りが強くなっていた。あと、これはいつものことだが、肩が辛い。たまに回さないとコリがひどく、腕が痺れる感じになる。

 

Siri  だから、走る前から言ってただろ、辛いって。

 

Ka-ta- こっちもだよ。いや、こっちは慢性的である分、もっとタチ悪いわ。姿勢悪いし、車の運転し過ぎだし、それに、どうでもいいパソコン作業しすぎたからだ

 

Siri ああ、わかるわかる。俺もそのせいだわ。ちゃんとコンディション整えろよってな。日頃の行いが走りに出てるわ

 

(うるさいうるさい!もう半分なんだから、我慢しろよ!大丈夫、お前達ならいける!)

 

と、我が尻を拳で叩き、肩をぐるぐるまわす。

 

疲労を感じながらも、ペースは落ちてない。このまま突っ走ってしまおうと思った。

 

○26〜30km

 

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25kmを過ぎたあたりから、明確にきつさを感じる。加えて、ますます強くなる日差しが体力を奪っていく。

 

(……なるほどね、去年同様、最初に飛ばし過ぎちまったか…)

 

昨年の追体験をしている気分。それはつまり、

 

ここから辛い時間が待っている

 

という風に自己暗示していたことを意味する。そんなことを考えて不安を感じていた、30km地点である。

 

 

「ファイトファイト!!」

 

と声を発する女性。言わずもがな

 

 

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Qちゃーん!

 

最高の笑顔でハイタッチしてくれる尚子高橋。ハイタッチした手はとても柔らかった。元気をもらい、不安が吹き飛ぶ。そして、

 

辛くても絶対に歩かない!

 

と、覚悟を決める。だって、Qちゃんとハイタッチした時に約束したんだもの(一方的に)。毎度のことながら、Qちゃん、ありがとうございました。

 

ーー

 

○31〜35km

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予定通り、辛さは増していく。

 

(これ、本当に下ってんの?平坦にしか思えんわ…)

 

と思いながら走っていた、その時である。

 

 

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どこからか、大きな音。

 

 

一瞬、何が起きたかわからなかった。しかし、すぐに事実を悟り、顔から火が出る。

 

(な、な、な)

 

私は慌てて辺りを見渡す。ランナーが2、3名後方にいらっしゃる。

 

(ご、ごめんなさい!)

 

Siri 悪い。つい緩んでしまった。

 

(ちゃんと抑えておけよ!)

 

Siri しようがないだろ。ただでさえクタクタなのに、お腹が冷えてガスが一層溜まってんだから。坂より腹の方が下り気味ってね。

 

(ばかやろう!涙)

 

 

恥ずかしくて情けなくなる。人は少なかったと思いますが……ご迷惑かけた皆様、大変失礼しました(これで800人いた女性ファンは1人もいなくなった)。

 

 

○36km〜ラスト

 

36km地点。身体中で黄色信号が灯り、自分で自分の顔が引きつっているのを自覚するほどであった。

 

 

(あ、あれは…)

 

 

 

視界に入る36km地点の給水所。ココでは、ボランティアの方々がココだけの給食を配っている。それは、

 

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黒部名水マラソン名物ソフトクリーム(塩テイスト)

 

である。いくら金を積んでも、このソフトクリームは食べられない。食べられるのは、この大会に参加し、36km地点までたどり着けた者だけである。

 

(……食べたい。去年はあれが食べられなかったのだ。これを食べればこそ、去年よりも黒部名水マラソンを楽しんだといえよう。)

 

 

ーー鳴いちゃうよ

 

…え?

 

また鳴いちゃうよ

 

 

私は確かに我が「腸」からのメッセージを受け取った。ついでに

 

Siri それを食べたら、俺はもう知らん

 

という声も。

 

(マジで……ち、ちっくしょう!涙)

 

私はボランティアの方々が差し出すソフトクリームを視界から外し、泣く泣く通り過ぎる。お腹の弱い私は、はしゃぎながらアイスを食べているランナーを恨めしそうにチラ見する事しかできなかった。

 

 

 

ラスト5km。ペースがみるみる落ちて行くのがわかる。後ろからもどんどん抜かされる。

 

(昨年とおんなじじゃん……)

 

気持ちを維持するために、200mおきにささっている「のぼり旗」(現在○○.○kmみたいな感じ)を確認しながら走る。じゃないと、自分が前に進んでいる自覚を持てなかったからである。しかし、

 

 

(…なんで、俺、走ってんだろ…?)

 

 

という考えが頭にポツリと浮かぶ。集中力がだいぶ低下していた。沿道の方の声援やハイタッチで元気を分けてもらう。ただ、ここあたりから声援に対してお礼を返す余力もなかった。

 

 

40km地点に到達。ラスト2.195kmの果てしなさに気が遠くなる。

 

ただただ、足を前に進めるだけ。朦朧の脳内では、中島みゆきの『重き荷を負いて』が何度も何度も流れる。

 

ーーそして、ようやく。

 

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ボランティアの方が、タオルと記念メダルをかけてくれる。完走証明書をもらったら、すぐに芝生に倒れる。そして、もらった氷入りのビニールで、お尻を冷やす。

 

10分ほど休み、少ししたら落ち着き、ようやく、無事ゴールした喜びを感じる。そして、完走後に受け取った水とゼリーを口にする。

 

歩けることを確認し、足を引きずりながら、その場を離れる。顔を洗った後、無料預け場所にある荷物を手に着替えを済ませた。

 

ーー

 

お腹はまだそんなに空いていなかったけど、それでも食べたくなるのが、これ!

 

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参加賞の鱒寿司と豚汁と名水団子。ちなみに味噌汁は豚汁とカニ汁との選択制。だけど、私は断然豚汁派である。いやいや、美味しくいただきました。なんで走った後の豚汁ってこんなに美味しいのかしら?

 

ーー

 

食べ終わったあとは、ゴール前でフィニッシュ前のランナーを心の中で応援。ゲストランナーの方々も、ハイタッチして励ましていた。Qちゃんは、いつものように手を繋いでゴールまで並走したりしていた。手を繋いだランナー、羨ましいなあ、と思ったのは私だけではないはず。

 

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(制限時間の6時間直後)

 

15時。制限時間に達したのを確認し、2018年の黒部名水マラソンは終わりを告げたのであった。天気も最後まで恵まれた大会でした。

 

ーー

 

最後にタイムですが、だいたい3時間45分いかないくらい、でした。

 

昨年より15分程度早くなりましたが、最初に飛ばし過ぎて後半が辛すぎるという、ペース配分の失敗は一年前と同じ。全く、後先考えないところは何も変わってませんな。(変わったといえば、お尻や肩などの体のガタガタ具合でしょうか)

 

 

黒部名水マラソン、今年も甘くなかったです。でも、運営サイドのご対応は、今年も最高でした!大会運営スタッフの皆様、声援を下さった住民の皆様、そして、黒部の大地と名水よ、本当にありがとうございました!

 

 

おしまい!

 

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