「まくら」営業、はじめました。

営業職の男です。「まくら」を極めて営業のタツジンになりたいのです。

朝ラン族にあこがれて

 

 

朝寝は時間の出費である。しかも、これほど高価な出費は他にない

デール・カーネギー

 

 

 

 

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5時30分。

 

ピピピ!ピピピ!!ピピピ!!!

 

「……っ、うっさいなあ」

 

枕もとの置き時計のアラームを消す。

 

 

外はまだ真っ暗。乾燥した部屋のせいで喉はカラカラ。何か飲みたい衝動に駆られたが、起きるのが面倒だったので、そのまま二度寝

 

 

早朝ランニングを習慣とした『イケてるランナー』になる

 

 

という、2018年1月初旬に立てた目標は、睡魔の前にあっけなく散ったのであった。

 

 

――

 

ロクジロクジロックジー ロクジデス テテテ テテテ テッテテ テテテ テテテ テッテテ NHKおはよう日本』オープニング曲)

 

「……うーん」

 

アナウンサー「おはようございます。1月9日火曜日、6時になりましたNHKニュース『おはよう日本です」

 

「6時!ああ、どうしよう」

 

 

我が家のテレビは、朝6時に自動で電源が入るよう、タイマー設定している。そして、6時にNHKの『おはよう日本』のテーマソングで目を覚ますことになっている。いつもはそこからウダウダと布団にもぐりながら、NHKのニュース音声を聴き、そして、大体7時近くに布団から出るのである。このウダウダタイムが至福であり、甘ったれた誘惑に満ち満ちたひと時なのである。

 

 

ただ、この日は

 

(このまま起きようか、それとも今から走るか……どうしまじろう)

 

と悩む。

 

(今から走ったら、家に帰ってくるのが7時すぎか……。7時から洗濯してたら家を出るのが8時過ぎになるよなあ……でも、昨日走るって決めたしなあ……。会社まで大体40分だから、今から走ったらぎりぎり出社になってしまうよな。若手がそれはまずいよなあ。でも、走りたいよなあ。なんで5時半で起きなかったんだよう……)

 

と、ウダウダと布団の中でもがく。

 

 

結局、20分ほどしてから走るに至る。着替えを済ませ、軽くストレッチをし、ゆるゆるとランニング開始。人気の少ない河川敷に向かう。

 

 

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今日は曇天だったせいか、6時半でもまだ夜のように暗かった。しかし、7時くらいになると、少しずつ空が青くなり始める。この瞬間がたまらない。走ったことによる高揚感も手伝い、今日という一日が始まることに心の底から喜びを感じることができる。

 

(やっぱり、朝走るのはたまらんなあ!)

 

と走りながら体中で感じる。

 

 

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走り終えて家に着いたら、ゆっくりとシャワーを浴びる。ウェアを洗濯(お急ぎモード)し、その間に朝食の目玉焼きと味噌汁とご飯を用意。もちろん、手作りのヨーグルトも欠かせない。

 

食べ終えたら食器を洗い、会社にもっていくお茶淹れ、マグボトルに注ぐ。……え?コンビニのお茶で十分?いいえ、今日という一日を最大限に楽しむためには、やっぱり自分で淹れたお茶じゃないと、いけないよね。だって、これが私が大切にしている唯一のコダワリ、なんですもの。

 

 

 

――嗚呼、なんて充実した一日かしら。今日も素敵な一日になりそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

――

 

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始業時刻1分前。(リアル)

 

「お、おはようございます!すみません、ぎりぎり出社です!」

 

課長「おはよう」

 

ナタデココさん(事務)「どうしたの、朝から慌ただしく」

 

「ハアハア――すみません、ちょっと慌てて家を出たもので」

 

課長「なんだ、寝坊か?」

 

「いえ、ちょっと洗濯機にトラブルがありまして……。朝に洗濯をしたんですが、洗濯機のフタを閉め忘れていて、洗濯工程が途中で止まってしまっていたみたいで、それでで……」

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

ちょうど、始業の鐘が鳴る。

 

「とりあえず脱水だけ済ませて服を干していたら、あっという間にこんな出社時間になってしまいました……」

 

ナタデココさん「あらまあ。朝から間抜けなんていやあねえ。洗濯機の蓋閉め忘れるなんて、寝ぼけてたんじゃないの?」

 

「……こんなはずじゃなかったんですが……。いやいや、1個でも信号に引っかかっていたら、完全にアウトでした。新年早々、要反省です」

 

ナタデココさん「なんとまあ、いやあねえ。こういうことが朝からあると、一日中嫌な気持ちになるのよね(笑)まあ、ぎりぎり間に合ったんだから問題ないわよ」

 

課長「うん、それより、お前、○○の書類出したか?今日の午前中まで提出だからな」

 

 

「……至急に。取り急ぎ」

 

 

 

できるランナーには程遠い、朝ランニングなのであった。明日からは目覚ましを5時に設定しよう。

 

 

と言いつつ、時計を見るともう23時半。こんな時間まで日記を書いているうちは――難しいかな(笑)

 

 

 

つながる走り・走るつながり

 

 

Q30: 仲間と一緒に走ったほうが速く走れるようになれますか?

 A:本当は一人がいい。でも、たまには仲間で走るのもいいよね。

 

小出義雄『知識ゼロからのジョギング&マラソン入門』より

 

 

 

 

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2018年になりました。

 

大阪に転勤になったのが2016年の春。大阪生活も今年で3年目に突入します。
元々、東北の田舎者である私にとって、大阪は「悪い意味」で近寄りたくない場所でした。大阪で東北出身の人間を見つけるのが難しいのも、大阪と東北が合わない証拠だと思ってました。引越した当初は、お笑い番組やワイドショーや下町巡りが一日中やっていることにすら、嫌気がさしていたものです。

 

ですが、いつの間にか、大阪の親しみやすく温かい雰囲気が、とても好きになっていました。吉本新喜劇もよく観るようにもなりました。そして、この土地にもっとなじんでいきたい、と思うようになったのです。

 

 

こうやって考えてみると、大阪に限らずどんな場所も、それぞれに良いところがあって、時間をかけさえすれば、その場所をいつの間にか好きなるものなんじゃないかなあ――なんて思ったりするんです。……ですけど、その時間をかけるにも、自発的にはなかなか難しいもので――。

 

 

――

昨年末。

 

【接待その1】

12月中旬。

 

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取引先会長「ほう、マラソンか」

 

「は、はい」

 

課長「若いですよね。私なんてもう、何十年もまともに走ってませんよ」

 

「いや、マラソンに年齢は全然関係ないですよ?特にマラソンは!(本気)」 

 

取引先会長「いやいや、私は走れないんだけど、うちの若いもんが結構走っていたりするんだよ。それで、焼き芋さんのタイムはどれくらいなの?」

 

「いや、ここで言えるほどのものでもなく……大体、4時間をギリギリ切るくらいでしょうか」

 

取引先会長「ほう、サブ4か!そりゃ速い」

 

課長「サブ4?なんですかそれ」

 

「フルマラソンを4時間以内で走り切ることで……ゴルフでも100を切るのが1つの分かれ目だったりするじゃないですか。フルマラソンも4時間がちょうどそこらへんのようだと思われます(多分)」

 

課長「へえ、それじゃ結構すごいんだ。でも会長、お詳しいですね」

 

取引先会長「まあね。しかしうちの会社でも、サブ4で走れる人間はいないんだよ。大したものだ」

 

「いや、私なんてまだまだで(ホマレホマレ)」

 

意外なところで話が盛り上がることになった。マラソンの神様からのご褒美だろうか。

 

 

【接待2】

12月下旬。

 

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取引先次長「ほう、マラソンですか」

 

「ええ、そうなんです。まあ、独り者なんで、休日なんて走ることくらいしかなくて」

 

我が課長「でも、こいつ結構速いらしいんですよ。なんだっけ?サブ4?ってやつらしいです」

 

取引先部長「ほう、サブ4ですか」

 

取引先次長「あ、そういえば、部長もマラソンはかなり走ってましたよね」

 

取引先部長「うん、まあ、そうだね」

 

「あ、そうなんですか!」

 

取引先次長「部長は、実は有名なランナーの血筋の人なんですよ。ほら、苗字が〇〇でしょ?あの人の一族」

 

「え?〇〇部長?……あ、もしかして〇〇◎美?」

 

 

おそらく誰もが知っているプロランナー。ただし、たまたま同じで茶化されている可能性もあった。……しかしながら、いわれてみると、取引先部長からはレベルの高いランナーだけが放つといわれる特有のストイックオーラが感じられた(おまけに細マッチョであった)。

 

取引先次長「そうなんですよね、〇〇部長」

 

取引先部長「まあ、そうね(苦笑)まあ、直接俺には関係ないけどさ」

 

「へええええええ、すごいですね!それで、部長さんも走られるんですか?」

 

取引先部長「そうですね、まあ、昔は結構走ってましたけど、今はそれほどでも」

 

嘘をついているようには見えない。そこで、恐る恐る聞きたいことを尋ねる。

 

「聞いていいのかわかりませんが、差し支えなければ、自己ベストは――?」

 

取引先部長「まあ――2時間半弱ですね。もちろん、昔の話ですよ?今は全然です」

 

「ぶほ!どっしぇえ!!!早!」

 

我が課長「なんだよ。お前より1時間半以上早いってこと?っていうかサブ4って大したことないんじゃないの(笑)」

 

「いや、この方がすごすぎるだけですから!正規分布の端っこ!(※)いやしかし、そんな人の前で大変恥ずかしいかぎりです。本当に、すごい方だったんですね。お会いできて光栄です」

 

取引先部長「いえいえ。昔の話ですから」

 

 

神々しく光る取引先部長。ニワカモノとホンモノとの違いを見せつけられ、お世辞ゼロの心の底から尊敬のまなざし。会話もマラソン関係で続いた。接待としては、まあよかっただろう(と思う)。

 

これもある意味、マラソンの神様からのご褒美だったのか?

 

(※) どうでもいいが、フルマラソンのタイム統計を出してみた。想像していたのとは違い、あまり綺麗な正規分布ではなかった。いずれにしても、取引先部長はすごい人であることは間違いない。

 

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資料:アールビーズ社アンケート資料を基に作成

 

――

  

先週。

 

会社にて。

 

ニンジンさん「お、あけましておめでとう」

 

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「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」

 

ニンジン「うん、こちらこそ」

 

「あ、ニンジンさん、昨年末にお話しした件ですが」

 

ニンジン「おお、うん」

 

「2月末にちょうど大阪でハーフマラソンの大会ありそうでして。そちらでいかがかと」

 

ニンジン「いいねいいね。じゃあ、1月に一回20㎞くらい走る練習しようよ」

 

「そうですね。ぜひ」

 

 

ニンジンさんは、私とは違う営業部署の中間管理職の方である。同時に、わが社のトップ営業の方でもある。ニンジンさんが普段どのような営業をしているのかは知らないが、ニンジンさんの名前は、部署が違えど、知らない人はいない。

 

そんな人と私のようなイモ男が話す機会など、普段は皆無……なのだが、ニンジンさんと2018年の2月にハーフマラソンに一緒に参加することになったのであった。

 

 

きっかけは、昨年の10月ごろに催された部署を超えた飲み会の席。近くに座っていたニンジンさんとたまたま話す機会があった。その時にも――。

 

ニンジン「焼き芋君はまだ一人もんだろ?休日は遊び放題じゃん。どう過ごしてんの?」

 

「いや、つまらん人間ですので、遊び方を知らなくて――(苦笑)。まあ……時間があったらちょっと走るくらいですかね」

 

ニンジン「ランニング?どれくらい走るの?」

 

「まあ、日によって違いますが、数㎞~10㎞くらいですかね」

 

ニンジン「へえ。大会とかにも出てんの?」

 

「そうですね。2017年は4回くらいでましたね」

 

ニンジン「へえ、すごいじゃん。それってフルマラソン?」

 

「まあ、一応。でも、本当に大したもんじゃないので――」

 

ニンジン「いや、ここだけの話、実は俺も走りたいなあ、って思っていたんだよ。俺の中学生の頃の同級生で今も一緒に遊んでいる奴らも、走るのにハマりだしててさ。40代になると、体のことも気になってくるんだよね。俺もやりたいんだけど、ちょっと出遅れた感じがあってね」

 

ニンジンさんは確か40歳前後の方。ただ、見かけは30代前半と言われても驚かないような若々しい方である(ブログの中ではお世辞など言わん)。

 

「いや、ニンジンさん、別に普通にスラっとされているじゃないですか」

 

ニンジン「そんなことないよ。カミさんからももっと痩せろって言われてるし。なあ、今度一緒に走ろうよ」

 

「ああ、それはもちろん、ぜひお願いします(逆に私でいいんですか?)」

 

というわけで、1度大阪城周辺を走って以来、何度か一緒に走ったりしていた。私と走ってイッタイ何が良いのかわからないが、せっかくお声かけいただいているのだし、私自身も走ることに関しては楽しめているので、今後もできれば続けていきたい。

 

ともあれ、ずっと1人で走っていたけど、こんな形で一緒に走る人ができるとは思わなかったのであった。これもまあ、ランニングを通じた縁であろう。

 

 

大した目的意識もないまま始めたランニングだったが、いろんな人間関係構築に役立っている。これは素直に喜んでいいんだろう。マラソン人口が増えたおかげで「走る」という言葉に良い反応を示す人が増えているのだと思う。 

 

でもまあ、こういう『仕事につながる走り』だけではなく、なんというか、もっと気楽というか――。

 

 

――

 

月曜日。成人の日で休日。

 

雨の中、いつものコメダ珈琲に行ってアイスコーヒーを飲みながら、まったりと過ごす。

 

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ふとランニングサイトである「ランネット」をのぞく。ランネットは、大会エントリーの時しか使用していなかった。けど、よく見ると、いろいろなランニング関連情報が掲載されていることがわかる。その1つに以下があった。

 

 

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マラソン コミュニティ。一緒に走る誘いやサークル紹介などがずらずらと載っている。

 

「……まあ、ねえ」

 

私はランネットを閉じ、トイレに向かう。

 

 

――

 

(……)

 

トイレから戻ってから、

 

ランニング 社会人 サークル 

 

で調べる(ああ恥ずかしい)。

 

すると、マラソンサークルに関するサイトがずらずらと姿を見せる。どっやら、マラソンサークルは私が想像していたよりも遥かに多く、全国津々浦々に存在するようだった。暇つぶし、と自分に言い聞かせながら、そのサイトを見て回る。

 

(……ほう)

 

どれも楽しそう。走っている姿だけではなく、打ち上げの写真や、旅行の写真まで載っている。かなりストイックなサークルもあれば、緩やかにマラソンを楽しむことを主目的にしているものまで、実に多種多様。

 

しかし、こういうのを見ていると、高校や大学に入学した時の部活勧誘を思い出す。

あの雰囲気はとても高揚するのだが、どの部活においても、自分がそこでワイワイしている未来が想像できなかった(結局、今一つ盛り上がりに欠けているような部活に入部してきたのが私である)。

 

各サークル紹介に必ず記載している「応募資格」の欄が引っかかる。

 

 楽しく一緒に走れる人

 

 初心者、経験者、年齢、性別問わず、一緒に楽しくランニングできる方

 

老若男女問わず。初心者歓迎。ジョグや走りを楽しみたい方。


皆で一緒に練習したり大会に出たいという方、共に走る仲間と励まし合いながら続けられる方。初心者大歓迎!

 

 

「……まあ、ね(苦笑)」

 

コミュニケーション能力がカタツムリレベルの私にとっては、どれもハードルが高すぎる(よく営業を続けていられるよな)。 結局のところ、最低限の社交性を持ち合わせていないと……でも、いつかはこういう楽しみ方もできる大人になりたいな。まあそれは、三十路までの目標ってことにしようかな(もうちょい)

 

 今は、遠くで走るつながりを楽しんでいる方々を遠目で眺めるくらいが限界ということで……(実際のマラソン大会もそんな感じだしね)。

 

 

以上、恥ずかしい胸のうち(*_*)

 

 

年賀状 受け手の心 さもありなん 

 

 人生とは出会いであり、その招待は二度と繰り返されることはない。

ハンス・カロッサ

 

自分を憐れむという贅沢がなければ、人生なんていうものには耐えられない場合がかなりあると私は思う。

ジョージ・ギッシング

 

 

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1月4日。仕事始めの日。 

 

 

「新年、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします」

 

 

短い正月休みも終わり、サラリーマン生活が再スタート。新年早々、上記の定型挨拶を伝えるべく、社内方面を回る。関連部署への電話でも、同じように冒頭に新年挨拶をつける。まあ、若輩者の我が心の中では、

 

(もう、めんどくさいなあ……まあ、社会人だから仕方ないけどさあ……。言わなくっても、まあ、いいんだろうけどさあ……)

 

などとプータラ文句を垂れているわけだが。おそらく顔や声色にはしっかり出ていただろうと思われる。

 

――

 

ナタデココさん「はい、焼き芋君への年賀状はこれね」

 

「あ、ありがとうございます」

 

事務業務のナタデココさんから、社外からの年賀状を受け取る。

 

主要取引先の方から数枚届いていた。会社間の年賀状のやりとりが大分減っている昨今だが、やっぱり年始に年賀状を受け取るとうれしいものである(自分は1枚も送ってないくせに)。

 

 

毎年のように送ってくれる方々の中で、1枚だけ初めての年賀状が目に留まる。

 

 

(……あ、これは)

 

 

明けましておめでとうございます。昨年は焼いも様には大変お世話になりました。2018年もより一層お役立ちできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

㈱ビタミン  キシリトール

 

 

(これは、ご丁寧に――)

 

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キシリトール氏は、取引先の営業の方である。私よりも年下の方なので、気を遣って送ってくれたのだろう。別にこちらから何かお世話をしたつもりもないし、むしろお世話になっているのはこちらなのだが。㈱ビタミンは非常にまじめな社風の会社なので、もしかしたら先輩社員の方に送るように言われたのかもしれない。

 

(こういうコマメでマジメな対応は、俺も忘れてはいけないんだよな。スレちゃいけないんだよなあ。社内のあいさつ回りくらいでウダウダ文句を言っている場合じゃないよなあ……)

 

 と反省。

 

余談ながら、私の会社は対外的に年賀状を送ることはしない。そのため、とりあえずメールにてご挨拶と年賀状のお礼を述べた文章を送った。

 

 

 

 

 ――

 

帰宅し、ポストをのぞく。光熱費の支払い通知のほかに、年賀状が2枚入っていた。

 

「俺に個人的に年賀状を出すような人間がいるとはな」

 

届いた年賀状の差出人を怖いもの見たさで見てみる。

 

 

1枚目は、昨年に結婚した大学時代の同級生から。私にとって「友人」と呼べる数少ない人間の1人である。

 

裏を見ると、

 

結婚して初めてのお正月を迎えました。まだまだ未熟な二人ではありますが、どうか末永いお付き合いをよろしくお願い申し上げます。皆様にとって幸多き年となりますように

アスパラ ガス
アスパラ ギン

 

と書かれた文面と、幸せそうなご両人の写真が写っていた。大人としての常識的な文面と、年賀状に笑顔を向ける友人の顔を見て、彼が随分と遠い存在に思えた。そもそも、今の私には、年賀状を知人に送るということが、全く想像できなかった。送らなければならないレベルにまで達していない――ということなのかもしれない。

 

 

 

 

2枚目を見てみる。

 

「え、これ……?」

 

ほとんど身に覚えのない人からだった。送り主の名前には、全く心当たりがない。ただ、名前の横に添えられている

 

農家民宿 〇〇

 

には、なんとなく心当たりがあった。

 

(……ああ、多分、夏に旅行したときに泊まった民宿だろう。民宿名は覚えていないけど……たぶんそうだろう)

 

 

昨年の夏、彼女と一緒に東北旅行をした。その際に宿泊した農家民宿から年賀状が届いたのであった。

 

(もう、記憶から消えていたわ。しかしまあ、あの時は楽しかったよなあ……あ、そういうこと?)

 

 

この年賀状を受け取ったことで、またあの民宿に行きたくなるかどうかはわからない。だが、少なくとも記憶から薄れていた東北旅行を思い出す力はあった。受け手としても悪い気はしない。これもある意味、地道な営業活動なんだろう。

 

(おれもちゃんと営業を頑張らないとなあ…)

 

 

新年早々、小さな人間関係の中から送られてくる年賀状を通じ、ぼんやりとした反省をしたのであった。独身で、友達もろくすっぽおらんアラサー男の新年なんて、こんなもんだよなあ。

 

 

 

今年はもう少し大人な魅力を身につけるぜ!一方で、地道でマメな営業活動を忘れずに続けていくぜ!そいで、今年は2017年の1.1倍頑張るぜ!

 

 

 

今年もよろしくお願いいたしますze!まだエンジンがかかりきっていないze!

 

 

 

やり残したコト

 

君、時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ

ウィリアム・シェイクスピア

 

 

 

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12月末。

 

2017年ももう少しで終わろうとしている。

 

今年は本当にいろいろなことがあった。それらをこの日記で全部書ければよかったけど、筆不精の性格のせいで書きそびれたことも多かった(まあ、大人の事情で書けないことも多かったのだけど)。来年はもっと日記を定期的に書けるようになりたいものだ。

 

 

 

ところで、12月の最終週は、今からでも済ませられそうなやり残し課題を処理した。髪を切ったり、家を掃除したり、実家に帰省する際のお土産を買ったり――まあ、単純なことだが。

 

 

そして、最後に体のメンテナンスに気を配ってみた。

 

 

 

〇内科

 

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1か月ほど前、私は飛行機の中で倒れた。

 

yakiimoboy.hatenablog.com

 

北海道から大阪に帰る途中、飛行機の中で気持ち悪くなり、ぱたんと倒れた。たぶん、一時的な脳貧血のようなものだったと思う。だって、倒れた直後はすぐに回復したし、今日に至るまで、特段の問題もなかったのだから。

 

でも、心のどこかでこの出来事が気になっていた。そこで、会社の産業医に相談したら、一度内科に見てもらうことを勧められたのであった。会社の近くにある内科に訪問し、診察。

 

 

内科医「……うーん」

 

「……どうでしょうか」

 

一通り身体検査をしていただいた。そして、カルテを見ながら考え込むお医者さん。

 

内科医「……うーん、特段、問題はなさそうですね。話を聞く限りですが、一時的な疲れのようなものだと思います。1か月前に倒れて、それから何もないんでしょ?」

 

「はい」

 

内科医「私みたいに年齢を重ねていたら心配ですが、君の場合はそういう年齢でもなさそうだし」

 

「はあ」

 

内科医「問題ないと思う。うん」

 

「ありがとうございました――」

 

と、なんだかあまり明確な答えが得られなかった診察だった。まあ、専門家が問題ないっていってんだから、とりあえずは大丈夫だろう。それにしても、医者も少ない情報から病名を推測しなければならないんだから、頭が良くないとできない仕事だなあ、と改めて思った(間違えると非難ゴウゴウだしね)。

 

 

〇眼科

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最近、左目のコンタクトが外れやすくなったのが気になっていた。この前、高速道路を運転中、コンタクトがポロっと外れた。幸いサービスエリアが近くにあったのでよかったが、外れたときは大慌てしてしまった。

なお、新品に付け替えても、直ぐに外れてしまう。そのため、今使っているコンタクトが目に合わなくなってきたのだろうと思われた。

 

 

ちなみに、今使っているのが2Weekの製品。せっかくなので、このタイミングで来年からはワンデイに変えてみようと思ったわけである。しかし……

 

 

眼科医「……これは、『コンタクトレンズアレルギー』ですね」

 

「……は?」

 

眼科医「正確には『アレルギー性結膜炎』ね」

 

アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着して、結膜に炎症を起こす病気です。結膜とは、まぶたの裏側と白目の部分を覆っている粘膜のことです。

花粉などが原因の、特定の季節にのみ症状があらわれるものを季節性アレルギー性結膜炎といい、一年中症状がみられるものは、通年性アレルギー性結膜炎といいます。重症のものでは、子どもに多くみられる春季カタル、ソフトコンタクトレンズを使っている人にみられる巨大乳頭結膜炎などがあります。

アレルギー性結膜炎 - 目の病気百科|参天製薬

 

眼科医「まあ、決して珍しいものじゃないから、そんなに気にしなくてもいいわよ」

 

「はあ……でも、コンタクトを変えるだけのつもりだったのに……ショックです」

 

眼科医「あはは。まあ、よかったじゃない。私が言うのもなんだけど、眼科に来ないでコンタクトレンズ屋さんに行っていたら、結膜炎に気づかれずに、より悪化していたかもしれないもの。大丈夫、あなたよりひどい人はいっぱいいるから。でもしばらくコンタクトは使わないでね」

 

「はあ。来年からメガネ生活ですか。……うーん」

 

眼科医「大丈夫。あなたが思っているよりも周りはあなたがメガネをかけているかどうかなんて気にしていないから(笑)」

 

「……すみません、うぬぼれてました」

 

眼科医「それにしても、アレルギー性結膜炎って、花粉の季節になりやすいんだけどね。症状を見ると最近発症しているみたいだし。なんでだろう?手入れもちゃんとしているよね?」

 

「ええ。もちろ……あ」

 

眼科医「なに?」

 

「い、いえ。とりあえず、気をつけます」

 

思い当たる節はあった。

 

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12月は接待が多く、酔っぱらって家に着いたらコンタクトを外さずにそのまま寝てしまったことが何度か続いた。思えば、そのあとあたりから目の調子が悪くなったような……。

 

 

眼科医「なにか心当たりがあるみたいね。まあ、いいけど。目は繊細だから大事にね。いずれにしても、ワンデイの方が向いてそうだから、結膜炎の腫れが引いたら変えたほうがいいわね。目薬2タイプ出すので、それぞれ1日4回してください。それで3週間後、また来てください。では、よいお年を」

 

「ありがとうございました」

 

来年こそはワンデイだ!

 

 

〇マッサージ

 

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行きつけのマッサージ店に行く。今年オープンしたばかりのお店。とにかく値段が安い。そのわりに心地よい施術をしてくれるのが気に入っていた。店名を出したいところだが、ちょっと隠れ家的に使っているので、今は、ごめんなちゃい。(あ、無論、健全な店であり、女性もOKである)

 

いつもは60分コースなのだが、最後に自分のご褒美ということで、80分コースにしてみた。

 

施術スタッフ「――はい、80分終了です。お疲れ様でした」

 

「はあああああ」

 

施術スタッフ「大分肩と腰がお疲れですねえ。あと、頭も大分張ってましたね」

 

「いや、気持ちよかったです。本当に。自分へのご褒美になりました。やっぱ80分はいいなあ」

 

施術スタッフ「ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです」

 

「本当によかったです。良かったなあ――」

 

と、しばらく余韻に浸るほどであった。

 

余談ながら、この施術スタッフは、私が初めてこの店を訪れたときに施術してもらった方である。たしか9月ごろにお邪魔したのだが、その時は正直、あまり力が感じられない押しだった。

 

(女性だし、新人っぽい感じだし、華奢な感じだし、まあこのお値段だし、そんなもんか)

 

と思っていた。

 

たまたま今回、この方が施術してくれたのだが、この日は本当にお上手で、絶妙な力が入っていた。80分間、しっかりと揉み続けてくれた。結構体力いる仕事だろうに。きっと、努力をされているのだろう。

 

私ももっと肩や頭が凝るくらい頑張ろう、と、予想外のところで仕事のモチベーションが上がった。感謝。来年もお世話になりたい次第である。

 

 

 

 ――

 

というわけで、やることもやったし、来年もいい年になりそう。今年はゆっくり年明けを迎えられそうだ。

 

 

……と言いたいところだが、残念ながら、1つやり残した大きな課題がある。それは、会社から命じられていたコイツである。

 

 

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すっかりさぼっていた。来年1月までに600点取らないといけないのに……。今からじゃ、まあ……無理だろうね(笑)いえーい。

 

 

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とりあえず、最後の悪あがきしながら年を迎えよう。

参考書を持ちながら、実家に帰ってます。勉強したくないから日記書いてます。この感じ、年末のせいか、大学受験時代を思い出すなあ(涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

師走は綱渡り

 

 

運命のなかに偶然はない。人間はある運命に出会う以前に、自分がそれを作っているのだ。

ウッドロウ・ウィルソン 

 

 

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12月、師走である。

 

 

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我がサラリーマン生活では、12月が最も体を酷使する。

12月は忘年会や取引先との接待、そして来季に向けてのプレゼン、さらにお得意先へのご挨拶周りなどが集中する。

 

先週も、月曜日に接待、火曜日に東京会議&忘年会、水曜日にプレゼン&接待、木曜日に接待と続く。

 

金曜日は早く帰って体を休めたかったのだが、翌週も月曜日から出張ベースでご挨拶周りが続く。その準備のために、金曜日も残業。

 

 

 

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「おつかれー」

 

「あ、おつかれさまでーす」

 

周りを見ると、私しか残っていないことに気がつく。

 

(こんなに遅く残るなんて、初めてだなあ。……ゴホゴホ……にしても、咳止まらんなあ)

 

日々の接待&忘年会の影響か、お肌にお疲れ感がしっかり出ている。おまけに肩こりもひどい。眼もゴロゴロ・しぱしぱする。

 

 

しかし、もっと深刻なのが咳である。木曜日あたりからだろうか、軽く乾いたような咳が出るようになった。ただ、風邪というには少し大げさな程度。多分、空気が乾燥しているからだろうと、夜寝るときにもマスクをするようにはしていた。そして、飴ちゃんは常になめるようにしていた。

 

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(とりあえず撮ってみる。このアメ好きやねん)

 

――

 

日をまたぎそうになる前にパソコンを閉じ、家に帰宅。

 

 

軽く酒を飲み、カップラーメンを食べる。この時間が最も幸せ、なのだが……。

 

「ゴホゴホっ!ああ、むせちまった……もういいや、今日は寝よ」

 

と、疲れのせいか、大して酔うこともなくベッドに入る。

 

(明日は、今週の労をねぎらって、焼き肉にでも行こうかなあ)

 

と、幸せな気持ちで眠る。

 

――

 

翌日。土曜日。

 

「……サム」

 

気候的な寒さではない。いわゆる悪寒である。暖房をつけても解消されぬ、あの寒さ。

 

(まさか、風邪?……でも、まさか)

 

先月に風邪をひいたばかりである。幼稚園児じゃあるまいし、幼稚園児を子に持つわけでもないこの私が、毎月のように風邪をひくものか?

 

とりあえず自分の症状を整理してみることに。

 

【起床直後】

体温:36.6℃

咳:軽いものが数十分おき

のどの痛み:なし。不快感はあり。

鼻:異常なし

下痢:なし

身体の痛み:なし

頭痛:なし

悪寒:あり

 

 

これを風邪と呼んでいいのかわからなかったが、とりあえず日課のジョギングは控え、安静にすることに。と言っても、そこまでつらくはなかったので、掃除・洗濯などの家事を済ませる。その後はぼんやりと布団に入る。

 

(焼き肉大会は中止だなあ……)

 

気づけばまた眠る。

 

 

夕方。

 

(サム……)

 

朝起きたときより寒い。

 

(来週から出張入ってるし、悪化するのはまずいんだよなあ……)

 

と思い、近くのドラッグストアへ行く。

 

 

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店員(中年のおじさん)「いらっしゃいませ~」

 

「あの、風邪薬を探しているんですが。ゴホゴホ」

 

店員「風邪?どこ悪いの?」

 

「咳が出ます。あと、悪寒が少々。ゴホゴホ」

 

店員「咳か。熱はある?」

 

「朝計った時はなかったですが」

 

店員「ふんふん。咳と熱ね。じゃあ、コイツだ」

 

「あ、いや、ゴホゴホ (熱はないって言ってるだろうが!)」

 

店員「これで4日分ね」

 

「4日分……(万が一長引いたことも考えて、もうちょっとあったほうがいいような……)」

 

店員「4日分でいい?」

 

「……はあ」

 

店員「まあ、4日経てば、たいていの風邪は治るから(笑)治らないなら病院行きな!風邪は安静と体力つけることが一番!栄養ドリンクとか飲んで」

 

「はあ(今どき珍しいくらいのざっくり感……)。じゃあ、あと体力つけるために栄養ドリンクを」

 

店員「栄養ドリンクだったらこれ!これで間違いなし」

 

「(もうちょい選択肢くれよ。でも選ぶのめんどくさいし)はあ。じゃあ、これで」

 

店員「まいどあり~お大事ね~」

 

 

というわけで、店員のおじさんが勧めた風邪薬と栄養ドリンクを手に帰宅。家に帰ると、なんだか寒気が強くなる。そこで、もう一度熱を計ってみると……

 

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目を疑った。朝起きたときは36.6℃だったのに。

 

(え、まじ?まじ?ナニコレ)

 

風邪ですらないかも、とタカをくくっていたのだが、いつのまにか、インフルエンザを疑いたくなるほど、急激に高熱になっていた。そう思ってみると、なんだか頭がボーっする。皮膚感覚が空気に敏感になる感じもする。

 

晩御飯にうどんを作るが、熱の影響か食欲がまったくなく、ほとんど口に入らない。当然、お酒も飲まない。飲んだときの身の危険を感じたからである。

 

( 月曜日から出張なんだけど……。とりあえず、今日はさっさと寝よう)

 

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さっき買った薬と栄養ドリンクを飲む。栄養ドリンクはかなり甘く、懐かしい味。ついでにエネルギー系ゼリーを食べ、布団に飛び込む。昨日が嘘のように、布団の中でぶるぶる震える。自分の体に触ると、ともかく熱い。平清盛の最後を想起するほどである。

汗で何度も目が覚め、そのたびに水分補給と着替えをしながら、朝を迎える。

 

 

――

 

日曜日。

 

起きても体が熱い。さっそく体温を計る(少し楽しみになってくる)。

 

「38.5℃……全然下がっとらんやないけ……」

 

起きてもやはり頭がボーとする。頭が熱さでしびれている感覚。ただ、幸いなことに、咳は落ち着き、鼻水や喉痛には派生していなかった。一方で、大きめの口内炎がいくつかできていた。

 

(明日までに体温が下がらないと、出張が……取引先にも迷惑がかけるし、上司と同行だから上司にも迷惑かけるな……)

 

意地でも回復させるために、絶対安静を心がける。薬と栄養ドリンクを服用し、布団に入る。眠くなくても、とにかく寝る。

 

 

そして、夜。つけっぱなしにしていたテレビで『ちびまる子ちゃん』が流れ始めたころ――。

 

 

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「イエス!っしゃああ!!」

 

ベッドでガッツポーズ。起きたときは、体が軽かった。熱でうなされていた感覚も薄れる。薬局のおじさん、ナイスドラッグチョイス!

 

もちろん、薬による一時的な効果なだけかもしれないので、油断はせずに、この日も酒は控える。

 

とりあえず、この日記を書けるくらい回復できたのでよかった。もしかしたら、体が強制的に休養させるために、一時的に脳みそをコントロールして熱を発生させたのではないか?バカげた話だけど、最近の多忙さと体の酷使を考えると、風邪をひくかどうかにかかわらず、休養は必要な状態だった。今回の体調不良のおかげで、十分に睡眠をとることができたし、酒を飲まずに済んだ。

 

 

まあ、回復できたから思えることでしょうね。

 

 

明日も出張で朝早いので、もう眠ろう。軽い咳、肩こりは残る。いつ落下してもおかしくない、綱渡りの師走はもう少し続きそうだ。

 

 

 

 

 

二人の上司

 

 

マネジメント層には常々、部下を幸せにすることをお願いしています。部下が楽しそうに働いているか、働いていないかでマネジメント能力を見ています。

前澤友作

 

指揮官たる一人の愚将は、二人の良将に匹敵する。

ナポレオン・ボナパルト

 

 

 

 

 

 

 

 

(注意)サラリーマンの微妙な会話があるだけです。

 

 

 

 

 

 

 

 昨日。

 

 

 

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会議室にて、上司2人と私含めて、3人で会議。

 

上司2人とは、

 

今の上司

 

と、

 

以前の上司

 

である。

 

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少し前、会社恒例の人事発令に伴い、上司が変わった。そこで、来年以降の取り組みや引継ぎなどを含めて、3人で打ち合わせを行ったというわけである。

 

まあ、当たり前かもしれないが、旧上司と新上司とは、性格が違うし、仕事に対する考え方も違う。


 

暇なので、上司二人の特徴を整理してみる。こんな表を作ること自体、実に無意味だということはわかっているのだが――暇なのでね。

 

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(こんな表を上司たちが見たら、きっと怒るだろうな。僕が逆だったら、こんな部下嫌いです。でも、日記だしね)

 

 

あくまで、今の私からこう見える、というだけである。どちらも無理な権力をかざすことない温厚な性格の方々である。どちらも人として尊敬できるし、どちらかが良いということは全くない(こう思えるのはとても幸せなことだと思う)。

 

旧上司は、一言でいうと謹厳実直な方。一方の新上司のことは……正直まだよくわからない。口数は少ないが、言うべき時にははっきりと自己主張をする方、という感じだろうか。まあ、時間の経過とともに、見え方もちょこちょこ変わっていくんだろう。

 

――

 

夜、3人で夕食を食べることに。

 

なお、旧上司は人事発令の伴い、東京へ転勤となっていた。この日も新幹線で東京に戻る必要があったので、帰りが楽なように新大阪駅の居酒屋に入る。

 

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酒が入ると、普段は口数少なめの2人の上司も、話す言葉が多くなり、話はあっちこっちに飛ぶ。

 

 

「それで、東京の職場はどうですか?大分慣れました?」

 

旧上司「なかなか慣れないよ」

 

新上司「大阪にいたころとは全然違いますよね」

 

旧上司「違うねえ。しかし、どうでもいいけど、最近の若い社員は直帰が多いんだね。俺なんて、直帰なんか入社してから数えるくらいしかしたことなかったけどなあ」

 

 

「ああ、そうですねえ――」

 

旧上司が言う「直帰」とは、営業の出先に行ったまま、会社に戻らずに家に帰ることを指す。

 

会社によって違うだろうが、我々の営業部署では、あまりよいニュアンスで使われていない。もちろん、出先での営業が終業後の時間帯に終了するならば別だが、我々の営業ではそこまで遅くなることはほとんどないのである。たいていは、遅くとも16時とか17時ごろには、出先での営業活動が終了する。

 

旧上司は、

 

16時くらいに営業活動が終わるならば、そのまま家に帰るのは早すぎる、一度会社に戻ってくるもんなんじゃないの?

 

というニュアンスのことを言っているわけである。これについては様々な意見があるだろう。私はまあ、旧上司と同意見である。

 

 

「まあ、今の若手は直帰率かなり高いですからね(笑)」

 

旧上司「お前だって若手だろうが(笑)でも、お前は直帰したことないじゃん。少なくとも、俺が大阪にいたころは」

 

「そりゃ、大阪じゃ誰も直帰してませんからね。誰もしてない中で直帰する勇気なんて僕にはないですよ」

 

旧上司「ーーともかく、東京の若手はどんどん直帰するのが不思議だね。東京だと、管理職ばかりが終業後も残ってるよ?」

 

 

と、旧上司が言うと、新上司が口を開く。

 

新上司「――まあ、いいんじゃないですか?私は直帰が悪いことだとは思いませんけどね。逆に、意味もなく会社に戻ってくるくらいなら、さっさと帰ったほうがいいですよ」

 

旧上司「――でも、さすがに帰るのが早すぎるのはね」

 

新上司「僕は別にいいと思いますけどね」

 

旧上司「まあ……そうなんですけどね」

 

「……」

 

ちなみに、新上司はもともと別の部署にいた方である。新上司が以前までいた部署は、19~20時ころまで出先で営業することもある部署である。そのため、新上司が

 

直帰がいけないこと

 

のように言われることに違和感を抱いたとしてもおかしくはない。

 

新上司「逆に残業でいつまでも残っているほうがおかしいと思わないと。僕が前にいた部署だと、むしろ直帰しているほうがお客さんに向き合って一生懸命仕事してる、ってとらえられていましたから」

 

旧上司「そうですねえ……まあ、私も直帰が絶対悪いとは思わないですけどね」

 

「――部署によって一日の流れが違いますから、何とも言えない部分ですけどね。ただまあ、我々の部署は、直帰する人はやっぱり少なかったと思いますね。それに、うちの部署だと、『遅く残って頑張ることを大切にしてきた文化』があるような気がしますね。私も入社当初は、部長から『直帰する奴はダメ』ってはっきり言われてましたしね(笑)私もそれで育ったような……」

 

新上司「それって、いわゆる40後半からの頭の固い世代だろ?そういう文化は本当に変えていかなきゃいけないよ。今の時代だと特に」

 

「……はあ」

 

旧上司「そうだねえ――」

 

余談ながら、旧上司は40代後半、新上司は40代前半である。

 

 

 

 

旧上司「――まあ、今の若い子が帰るのが早いのは、すごく効率よくできているってことかもしれないね。おれはいつも効率が悪いから、帰るのもいつも遅くなってしまって(笑)」

 

新上司「管理職はできる限り遅く来て、早く帰ったほうがいいと思うんですよ。上司がいつまでもダラダラ残っていると、部下も帰りづらいでしょうからね」

 

「まあ、それはありますね」

 

旧上司「あるもんなの?」

 

「そりゃありますよ。旧上司さんは帰るのいつも遅かったから、僕も帰りづらかったですからねえ(笑)」

 

旧上司「そうだったんだ――」

 

「いや、冗談ですって(笑)!いつも旧上司さんの背中をみて仕事してました、ってことです(これは本音です)」

 

 

新上司「やきいも、別に気を遣って無意味に会社に早く来たり、遅くまで残らなくてもいいからね」

 

「はあ。……いや、旧上司さん、冗談ですからね?」

 

旧上司「わかってるって(笑)まあ、お前も仕事楽しそうだし、このまましっかり大阪で頑張れ」

 

「――」

 

その後、旧上司を改札まで見送り、その場で解散となった。帰り道、ぼんやりと今日の会話を思い出す。

 

 

 

――職場の雰囲気は変わるんだろうなあ、と漠然に思った出来事であった。上司変われば部下も変わろう、ってことかしら?まあ、部下としては、上司がやりやすいように協力しながら、自分の仕事に励むだけである。

 

 

そして、今の私の「仕事上の上司」は、ただ1人だけである。そこは疑ってはならないですね。

 

 

 

 

 

 

 

文字通り、倒れた旅行

 

 

先週末。

前回書いていた通り、北海道に住む友人の結婚式に参加するために、私も北海道に赴いた。

 

 

細かく書くときりがないので、回ったところを適当に撮った写真を残しておく。

 

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旭川動物園。寒かったなあ。雪が降ったりやんだりで……。偶然、前日に結婚式を挙げていた友人とその家族御一行に出くわしたのには大変驚いた。

 

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夜は札幌のイルミネーション。北海道規模でした。

 

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夜はラムしゃぶ。ヘタしたらジンギスカンよりうまい……かも?

 

そして、最終日。

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白い恋人パーク。中国人しかいないんじゃないか?っていうくらい、観光旅行の方であふれていた。

 

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定番のスープカレー。美味しかった!でも、個人的には……普通のカレーの方が好きかな?(笑)

 

 

午後、空港近くの水族館へ。

 

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なぜか一か所に集まり体を震わせる魚たち。これは……スイミー?自己組織化?しばらく見入ってしまった。

 

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黄昏時、千歳川を眺める。

 

そして、千歳空港に向かったのであった。

 

 

 

いやあ、実に楽しい北海道旅行であった。また来たいなあ。北海道マラソンとか出てみようかなあ。

 

 

 

 

――

 

 

最後に、実に恥ずかしい話であるが、帰りの飛行機でぶっ倒れてしまった。

 

 

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離陸後1時間半くらいすると、なんだか頭が痛い。また、気持ち悪くなる(まさに画像みたいな状態)。

 

ついには吐き気をもよおす。それに耐えるほど、脂汗が滲み出てくる。

 

(これは結構まずいな……)

 

着陸までまだ1時間以上ある。この状態が続くのは、正直耐えられそうもない。

 

やむ終えず、トイレに行って落ち着こうと思った(トイレなら、『最悪の事態』になっても、なんとかなりそうだし)。

 

 

シートベルトを外し、立ち上がってトイレに向かう。

 

 

 

だが、その途中、視界がぐるぐるし始める。そして、脳と意識のつながりがプツンと切れるような、そんな状態になり……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CA「大丈夫ですか!?お客様!」

 

という状態となってしまった。周囲の乗客もさぞ驚いたことだろう。私自身は、正直ポカーンとした感じ。べたドラマのワンシーン?と、自分で思ったくらい。

 

乗客に席を譲ってもらい、3列シートに寝かされる。足を高くし、頭を下げる状態にする。すると、頭に血が大量に流れ込む感覚を味わう。人体の不思議を申しましょうか、そうなると一気に気分が良くなる。さっき倒れたことが嘘のようである。

 

 

さて、体が回復すると不安に襲われる。

 

(俺が倒れたことで到着時刻が遅れたらどうしよう……今は関西空港に向かっているみたいだけど……もし俺の体調がもっと悪かったら、多くの乗客にさらに迷惑をかけていたんだろうなあ……)

 

 

幸い、無事に関西空港に到着。CA様からは、

 

念のため最後に降りてください

 

とのご指示いただく。降りゆく乗客にみせる顔がなく、ずっとうつむく(心でお詫びのお辞儀)。

 

すると、席を譲ってくれた女性の方が

 

「大丈夫でしたか?」

 

と声をかけてくれる。

 

「すみません、ご迷惑をおかけしました。おかげさまで、大丈夫そうです。本当にありがとうございます。とても助かりました」

 

「本当に、心配しました。何事もなくてよかったです!」

 

「ありがとうございました。ありがとうございました――」

 

と何度も頭を下げた。なんと慈悲深い御方だろう。世の中捨てたものではない。本当に、ありがとうございました。

 

 

CAの皆様にも心からのお礼を伝え、飛行機を出る。

 

 

多分、貧血のようなものだったのだろう。決して多くはないが、今までも同様の状態に陥ったことはある(風呂場とか電車の中で……)。しかし、飛行機でなったのは初めてである。原因はわからない。気圧の変化が影響していたのかもしれないし、旅行疲れがあったのかもしれない。もしくは、脳のどこかに……それは今はあんまり考えたくはないが……。

 

 

いずれにしろ、北海道旅行、最後の最後にとんでもない体験をしてしまった。あ、飛行機だから飛んでるか……なんてふざけている場合ではない。。ほかの北海道思い出が一気にかすむような出来事であった。

 

 

以後、心より気をつけます。いや、本当に……。皆様もお気を付けを。