ギザ十な日々

2人の息子と妻との日々を書いています。

iPadを買いました。

少し前まで使っていたパソコンが壊れた。 2014年9月に購入したノートパソコン。確か、4万円行かないくらいの安価なものだった。 ある時からキーボードが使えなくなったり、変な線が画面にウヨウヨするようになった。バッテリーもだいぶ消耗していた。 なんと…

1000円の重み

今、手元に 使うのをためらう理由が一切ない1000円札 があったならーーあなたは何をするだろう?色々な答えが出てきそうな問いである。 小学2年生だったら、いつもは1個だけの玩具付き菓子を5個買うのかもしれない。 SF好きの本の虫だったら、少し厚めの文…

春は苦手なの(第8回淀川なにわマラソン)

最近はもやもやな毎日であった。 会社に行きたくない、と思う朝が多かった。 商談に行くのが少しだるく、内勤時間がいつもより多かった。 走りたくない、と思う日が続いた。 日記を書くのがめんどくさい、と思い、この日記を開いては閉じることを繰り返した…

些細?なトラウマ

下人は七段ある石段の一番上の段に、洗いざらした紺の襖あおの尻を据えて、右の頬に出来た、大きな面皰(にきび)を気にしながら、ぼんやり、雨のふるのを眺めていた。 芥川龍之介『羅生門』より 自分に愛想の尽きかけた時、自我の委縮した折は鏡を見るほど…

ぶらっと梅田

土曜日。 朝。軽く走る。先週日曜日のフルマラソン後、久しぶりに走る。まだ膝が少し痛かった。 ランニング後、たまった洗濯物を処理。その後、ぼんやりと昼過ぎまで吉本新喜劇を観る。 新喜劇が終わったころ、ビジネスシューズを買いに梅田へでかける。 今…

走る理由がまた1つ(淀川寛平マラソン2018後半)

厳密な調査をしてみると、ランナーズハイというのはかなり稀な体験であることがわかる。プロ、アマチュアを問わず、実は大半のスポーツ選手は一度もランナーズハイを経験していない。経験したことのある人でも、ときおりにすぎない。実際、長距離ランナーも…

振り返ったとき、理由があるかもね(淀川寛平マラソン2018前半)

ランニングを始めてなかったら?死んでたんちゃう?酒ばっか飲んでたし、タバコ喫ってたし。いまこんなことやれてるのも、ずっと走ってきたから。そう思うで 間寛平 金曜日。 この日、私のボスが大阪にいらっしゃった。ボスは課長の上の上の上の上の上の――…

太陽の塔を走り回る

私はこだわりの男である。こだわりすぎて前に進めないということが往々にしてある。つまりは機転がきかない。私は自信を持ってこれを美質と捉えているわけだが、これまた往々にして、個人が美質だと思っているものは世間から言わせると愚質となる。 森見登美…

手作りのジレンマ

金曜日。会社にて。 フロランタンさん「あ、やきいもさん。ナタデココさんから聞いたんですけど。チケットの件」 「はあ。……え!いいんですか?え、フロランタンさんが?」 フロランタンさん「はい」 「い、いやあ、すみません、ありがとうございます。本当…

最後に急須を使ったのは、いつ?

茶を飲むのはただ喉を潤すためじゃない その一拍の休みで心身を切り換えて自分のリズムを作る そういう場を作り出すのが「茶」だ 青木幸子『茶柱倶楽部』第一煎 旅立ちの八十八夜 より 一杯の茶のためには、世界など滅んでもいい。 ドストエフスキー 今から4…

ゆっくり会話を楽しもう

妻「ねえ、どうして話をしないの?」 夫(ショペンハウエルの読書か「出馬予想」の耽読をさまたげられて)「うむ?」 妻「どうして話をしないの?」 夫「別に話すこともない」 妻「愛していないからよ」 夫(すっかり邪魔され、イライラして)「ばっかなこ…

1位は彼女、2位はそれ以外の女性

ワタクシ、現在大阪某所で1人暮らしをしております。 彼女はおります。今関東に住んでいるので、いわゆる遠距離ってやつです。 遠距離も長いもので、もうすぐ3年目を迎えるところでしょうか。遠距離を続けるのは難しいとよくいわれます。――ですが我々はお互…

自由からの迷走

人は自由を得たのち、いくらかの歳月を経過しないと、自由を用いる方法を知らないものだ。 トーマス・マコーレー 2月4日。昼過ぎ。 試験官「はい、以上になります。皆様お疲れ様でした」 (……嗚呼、終わっちゃった) ―― 帰り道。会場から駅までの間、ツレに…

なまけてません

前回日記を記したのが、1月9日。そして、本日は1月28日。……約20日間、すっかり日記をさぼってしまった。 年始に 日記を習慣づける! と目標設定していたのだが、我ながら実に情けないところである。 ……ただ、日記をさぼっていたからと言って、実生活もさぼり…

朝ラン族にあこがれて

朝寝は時間の出費である。しかも、これほど高価な出費は他にない デール・カーネギー 5時30分。 ピピピ!ピピピ!!ピピピ!!! 「……っ、うっさいなあ」 枕もとの置き時計のアラームを消す。 外はまだ真っ暗。乾燥した部屋のせいで喉はカラカラ。何か飲みたい衝…

つながる走り・走るつながり

Q30: 仲間と一緒に走ったほうが速く走れるようになれますか? A:本当は一人がいい。でも、たまには仲間で走るのもいいよね。 小出義雄『知識ゼロからのジョギング&マラソン入門』より 2018年になりました。 大阪に転勤になったのが2016年の春。大阪生活…

年賀状 受け手の心 さもありなん 

人生とは出会いであり、その招待は二度と繰り返されることはない。 ハンス・カロッサ 自分を憐れむという贅沢がなければ、人生なんていうものには耐えられない場合がかなりあると私は思う。 ジョージ・ギッシング 1月4日。仕事始めの日。 「新年、あけまして…

やり残したコト

君、時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ。 ウィリアム・シェイクスピア 12月末。 2017年ももう少しで終わろうとしている。 今年は本当にいろいろなことがあった。それらをこの日記で全部書ければよかったけど、筆不…

師走は綱渡り

運命のなかに偶然はない。人間はある運命に出会う以前に、自分がそれを作っているのだ。 ウッドロウ・ウィルソン 12月、師走である。 我がサラリーマン生活では、12月が最も体を酷使する。 12月は忘年会や取引先との接待、そして来季に向けてのプレゼン、さ…

二人の上司

マネジメント層には常々、部下を幸せにすることをお願いしています。部下が楽しそうに働いているか、働いていないかでマネジメント能力を見ています。 前澤友作 指揮官たる一人の愚将は、二人の良将に匹敵する。 ナポレオン・ボナパルト (注意)サラリーマン…

文字通り、倒れた旅行

先週末。 前回書いていた通り、北海道に住む友人の結婚式に参加するために、私も北海道に赴いた。 細かく書くときりがないので、回ったところを適当に撮った写真を残しておく。 旭川動物園。寒かったなあ。雪が降ったりやんだりで……。偶然、前日に結婚式を挙…

ふらり北海道 

11月25日。土曜日。 この日から3日間、北海道に2泊3日旅行。月曜日?もちろん有休いただきましたぜーい。イエーイイエーイ!(最近、有休をとることへの抵抗感が薄れ始める。いいことか?悪いことか?) 北海道に行ったのは、大学時代の研究室の同期が結婚す…

禍福がまま

人生はただ歩き回る影法師、哀れな役者だ。出場の時だけ舞台の上で、見栄をきってわめいたり、そしてあとは消えてなくなる。 ウィリアム・シェイクスピア 真の勇気が試されるのは逆境のときではない。 幸運な時、どれだけ謙虚でいられるかで試される。 ヴィ…

まくら日記(芝浜について)

「おいッ、おい四十八両あるぜ!」 「まあ、大変なお金だねえ……どうするい、おまえさん?」 「なによゥ言ってやんでえ、どうするってことァねえじゃねえかなあ、おれが拾ってきたんだ、おれの銭だあ、商売なんぞに行かなくたって、釜の蓋でもなんでもあくだ…

夢となれ、2017年神戸マラソン

予想していることはまず起こらない。起こるのは、たいてい予想しなかったことだ。 ベンジャミン・ディズレーリ 数日前。 取引先の商談室。 「それで、どうです?最近の調子は?いよいよ日曜日ですね」 塩こうじ「ああ、神戸マラソンね。……それがね、やきいも…

切る人が切れば、見る人が見れば

人は己を美しくして初めて美に近づく権利が生まれる。 岡倉天心 約2か月前。 「うしろはこんな感じになります」 「はい、大丈夫です」 「何かつけます?」 「いや、大丈夫です」 「お疲れ様でした~」 「ありがとうございます」 「ありがとうございました…

タイトルなんてあるわけナシ

今日は資格試験だった。 ――いやあ、ようやく終わった。今年一番の重労働だったように思う。頭が良くないので、体を動かすより頭を動かしているほうがかなりエネルギーを使う。 個人的なことながら、これまでの人生、試験を受けると、大体 今回はダメだったな…

走れば走るほど(しまだ大井川マラソンinリバティ)

学べば学ぶほど、自分が何も知らなかったことに気づく、気づけば気づくほどまた学びたくなる。 アルベルト・アインシュタイン 10月29日。日曜日。 朝、5時に起床。この日は静岡に宿泊。それは、「しまだ大井川マラソン」があったため。 昨晩はなかなか眠れ…

せっかく来たんだから…。

「『茶色』ってなんで『茶色』なの?」「え?」「いやさあ、焙じ茶とかは『茶色』だけど、普通の人の茶のイメージって『緑色』だろ?どうなのよ、お茶娘」「名前で呼んでくださいよ」ここは茶処静岡川根。越すに越されぬ大井川。川の流れのように途切れなく…

「余裕」を作れるのは、「余裕」がある時だけらしい

人がスラックをつくらないのは、いまやらなくてはならないことに集中し、将来起こりうるあらゆることを十分に考えないからだ。いま現在ははっきりと間近に迫っているが、将来の不測の事態は緊急度が低く、想像するのが難しい。漠然とした将来を目の前にある…