カップ麺でもなんでもいいから食べてくれ
月曜日。夕方。今日は出社の日。
終業時間になり、スマホでLINEを観てみると、妻から次の一文。
そろそろ会社出た?帰りにカップラーメン買ってきて。定番の醤油のやつ。それなら食べられそう。
(カップラーメンなら食べられそうって、どうなってんだ。・・・というか気持ち悪くならないか?)
ただでさえ、あれだけ食品添加物に過剰に敏感だったくせに。ここに来てカップラーメンが食べたくなるとは。全く、つわりとは本当に理解しがたい状態である。
明日が祝日と言うこともあり、なんとなく気心知れた間柄の方々で飲み会に行きそうな雰囲気。私はその方々と一緒に行きたい気持ちを抑え、そそくさと会社を出た。
(飲み会も行かずにつわりで苦しむ妻のために帰る俺って、超いい旦那だよな?な?な?)
と、自分に言い聞かせながら。(小さい男、とか言うなよ)
電車で一時間揺られ、帰り道にコンビニに寄ってカップラーメンを購入。
家に帰ると、妻は寝込んでいた。夜になると体調が悪くなるらしい。
カップラーメンを用意すると、妻は少し伸びたラーメンを2/3ほど食べた。そして、風呂にはいったら再び寝てしまった。
なお、今日の妻は
朝 なし
昼 冷凍パスタ(買っておいたヤツ)
夕方 納豆キムチ
夜 カップラーメン アイス
という食事だったらしい。すごいね。
食事内容はめちゃくちゃだが、まだ食べられているうちはいいのかな。まともな栄養がいっていないように思えて心配になるが、下手にアレンジして野菜や肉なんかを入れると、妻は気持ち悪くなって食べなくなってしまう。(うどんやそばに少しネギを入れただけでもアウトだった。)困ったものだ。
・・・妊婦って大変だ。そして、改めて、自由に食事を選べる幸せを感じる夜であった(コレは妻には言えないが)。