ギザ十な日々

2人の息子と妻との日々を書いています。

夫として「つわり」を考えてみるが、どうも共感はできないようだ。でも、妻をいたわろう。

 

日曜日。

 

妊娠11週目突入の妻の今日の食事。

 

朝:菓子パン2つ(卵サラダパン、ビッグ焼きそばパン)

昼:日清食品カレー飯

夜:そば みかん アイス 

 

朝は高校生並みにハイカロリーなパンをばくばく食べていた。このあたりはすごく元気。ただ、食べ終わると、その後はずっとベッドの上。昼になると、急に「カレーが食べたい」と言いだし、棚にあったカレー飯を食べ始める。食べ終わると、だるそうに再びベッドで眠る。夜は私が作った1人前のそばを半分ほど食べ、気持ち悪そうにミカンとアイスを食べる。そして、NHKの「ダーウィンが来た」を見終わると、フラフラと風呂に入り、あっという間に寝てしまった。

 

 

・・・こうして文章に書いてみると、実に不思議な生物である。元気そうであれば「ニートニート!」と冷やかせるのだが、体調が悪そうなので腫れ物に触る感じになる。

 

ちなみに、

 

寝ているだけで楽でいいね

 

と言うのは、妊婦に言ってはいけない台詞トップ3に入るらしい。まあ、辛くて寝ているときにこんなことを言われたら腹も立つだろう。

 

 

でも、どうも・・・男ってヤツは、やっぱりどうも・・・つわりの大変さが本質的に理解できない(と思う)。

 

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しばしば、つわりの大変差を表現するときに「二日酔いが24時間続く感じ」というのを見かける。

 

でも、私は仮に二日酔いになっても一日中寝ているようなことはない。そこまで辛いと感じたこともない。

 

妻と話すと、

 

妻「ずっと頭に血がいっていない感じ。めまいがひどいの。めまいが本当に辛い」

 

「じゃあ、二日酔いっていうか、貧血みたいな感じ?」

 

妻「うーん、まあ貧血と言えば貧血か・・・でも、ちょっと違う気もする。貧血なら寝てたら楽になるけど、つわりは楽にならないし・・・」

 

「ふーん」

 

妻「あと、食欲がない。でも、急に食欲出てきて、今度は食べてないと気持ち悪いの。それで、急に食欲がなくなるの。それで、吐くの」

 

「・・・はあ。まあ、つまり、吐くのが辛いってコトか。それはわかる気がする。吐くって辛いよな」

 

妻「いや、吐くのが辛いって感じでもないかな。こみ上げてくるような状態がずっと続く方が辛い。吐いたら楽になるし」

 

「はあ(吐く方が楽とか・・・)」

 

妻「吐いた後はなんか急になんか食べたくなるの。それでヨーグルト食べると気持ち悪くなるの」

 

「じゃあ、食べなきゃいいじゃん」

 

妻「食べないと気持ち悪いんだって。あと、ずっとお腹が痛い」

 

「・・・へえ(腹痛いなら食べなきゃいいじゃん・・・)」

 

妻 「あと寝過ぎて腰も痛い。それにホルモンの影響で骨盤緩まるから、腰痛になるらしいよ」

 

「・・・(ホルモンで腰が痛くなるって何?)病院では何かいわれてんだっけ?」

 

妻「『まあ、よくある症状だから、特別心配する必要はないよ』って。私よりも辛い妊婦って沢山いるみたいよ。ブログとか読んでるといろいろ大変そうなのが出てくるし」

 

「まあ、貴女も仕事休んでるし、結構大変な方だとは思うけど・・・(違うの?)」

 

妻「どうなんだろ・・・わかんない。でもだるい。これ、いつまで続くんだろ。人によっては出産間近まで続くみたいだし・・・」

 

「へえ・・・」

 

妻「なに?疑ってんの?言っとくけど、本当に辛いからね?仮病じゃないからね」

 

「わかってるよ(多分)」

 

今の妻は本当に辛いんだと思う。なんせ、来週いっぱい会社休むレベルだし(奥さんはどちらかというと責任感強いタイプなので、当初は休むことにかなり抵抗していた)。

 

 しかし、なんというか、正直なところ、妻が本当のところどれくらい辛いかがわからない。なんとか、もう少し共感を覚えたいものである。

 

 

そこで、御年31歳、自分自身の既往歴を振り返り、辛さを比較してみることにする。

 

○エントリー1 急性食道炎

2年前、疲れ気味だったのにフルマラソン出たのだが、完走した後に胃酸で食道がやられた。まあ、辛かった。

 

 

○エントリー2 急性腸炎

新入社員の頃、また毎日続く飲み会に加え、ストレスでストロング系チューハイを毎日のようにバカバカ飲んでいた生活が祟り、腸がおかしくなった。当時の自分を思い出すと、ぎゅっと抱きしめたくなる。

 

 

 

・・・2つくらいしか思いつかん。どちらも自己管理が至らないから発生した病気ではあるが・・・あとは、風邪くらいかしら?コレはたいしたことないしなあ。思い返してみると、社会人になるまでは、本当に健康的な毎日だったようである。(パパ、ママ、大事に育ててくれてありがとう)

 

とりあえず、上の2つと、奥さんのつわりを比較してみよう。

 

 

 

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※一応、「つわり」は病気ではないらしい。

 

症状の多さでは圧倒的につわりの勝利。食道炎も腸炎も確かに辛かったけど、なんだかんだ言って毎日出社できていた時点で、我慢できる範囲だったと言うことだろう。つわりの妻はそれができないのだ。

 そして、何より「いつ症状が和らぐかわからない」というところが最も辛い感じがする。食道炎も腸炎も辛かった記憶があるけど、大体1週間もすれば少しずつ回復に向かっていることを実感できたしね。そうした不安の大きさは特に配慮してあげるべきなのかもしれない。

 

 

というわけで、少なくとも、私がいままで体験してきた辛い病気よりも辛いな状態ということは言えそうだ。

 

明日も妻を大事にしようと思えたので、この日記には価値があるといえるだろう(お前だけな)。

 

 

最後にどうでもいいけど、「二日酔いみたいな感じ」って表現、やめた方がいいと思うんだけど・・・。人によっては「俺はどれだけ二日酔いでも会社に行くからな!」「二日酔いくらいで大変そうな感じ出すなよ?」なんてお門違いなことを思いそうだしねえ。