ギザ十な日々

2人の息子と妻との日々を書いています。

産まれる前に赤ちゃんの性別は確認するか?しないか? 問題

 

 

 

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月曜日。夕食時の妻との会話。

 

 

妻「あ、明日、定期検診で病院に行ってくるね」

 

「ああ。ごめんね、本当はついて行きたいんだけどねえ」

 

 ちょうど20週目を迎えたこのタイミングで、明日、妻単独で病院にエコー検査を受けに行くことになった。コロナウィルスの影響で、以前から病院からは「検診は妻のみ」とされている。(本日、関東の1都3県の緊急事態宣言発令の検討となったが、ますます行きづらくなるのかな・・・)

 

 

 

妻「明日になったら性別分かるかもね。A子(妻の同級生)も20週目くらいには先生から『男の子ですね』って言われたみたい。ネットを見ても、大体20週目くらいから分かるらしいよ」

 

「へえ。そうなんだ。これで、もう、性別に関する迷信を聞かされなくて済むわけか」

 

妻はしばしば赤ちゃんの性別に関する迷信を教えてくれる。迷信は、ネットで検索するとウヨウヨ出てくる。ちなみに、私の妻は下記の4つを話半分で信じている様子。

 

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資料:妻の日常会話より

 

基本的に(肉体的に言えば)性別は2択だし、産まれてきた後、必死に検証するようなことでもないから、いい加減な情報が広がりやすいのかしら。冗談の一つみたいなもんだと思うけどね(本気で信じている人がいたら、その人は是非統計取って検証して欲しい。どこまで本当か、実は結構、興味あるんです)

 

妻「エコー検査で調べてもまちがえることはあるみたいだけどね。性別分かってから名前とかいろいろ考えようって思ってたの。楽しみ~!」

 

ブーブー(妻のスマホ

 

妻「ーーあ、ごめん、お母さんから電話きたみたい。出るね?」

 

といってお義母さんと電話する妻。

 

妻「うん。明日定期検診。明日には性別わかるかも。うん。・・・うん?え、そうなの?いや、別に画像見ながらお医者さんにきこうと思ったけど・・・。あ、そう。それは知らなかった。まあ、わかるかどうかまだわからないけどね・・・うん。うん」

 

5分ほど会話して、電話を切る妻。 

 

妻「あのさあ。うちのお母さんと話したんだけど、『性別なんか分からない方が良いんだ』って言ってたよ?私の時も、産まれるまで性別は分からない状態だったんだって」

 

「へえ。そうなんだ。まあ、当時はまだエコー検査なんかの技術がそこまで発達していなかったのかもしれないし--。あ、いや、ちょっと待って。そういえば・・・」

 

と思い、私はiPadの中にある一冊の電子書籍を開く。

 

「あ、あった。書いてある。・・・へえ。そうなんだ」

 

妻「え、何?」

 

「いや、昔読んだ本ではさ、あんまり出生前の性別告知は推奨していない、ってコトが書いてあったからさ」

 

私が読んでいたのがコレ。妻と結婚した頃にこっそり予習のつもりで買っていたのである。

 

 

多くの人が気になる「赤ちゃんの性別」ですが、実は生まれてみないとわかりません。日本遺伝学会では「出生前に性別を言ってはいけない」ことになっています。日本産科婦人科学会でも「症例に応じて告知する」と決まっているので、基本的には医者は性別を伝えないスタンスになっているのです。
 というのも、性別の診断率があまり高くないから。性別を告知しても違っているケースは多々あるのです。

(中略)  そして、もう一つ、深刻な問題もあります。性別告知をする病院や医者は実際には 結構いると思いますが、少なくとも21週6日までに行うべきではないというコンセンサスは一応あります。なぜなら、性別が分かった時点で中絶するという人が出てくるからです。日本では22週以降の中絶は法律で認められていません。

(中略)これから妊娠出産を迎えるご夫婦には、ぜひ知っておいてほしいのです。医者が性別を教えないのは、決してサービスが悪いとかではないのです。本当にわからないケースもあれば、分からないというスタンスで赤ちゃんを守ろうとしていることもあるんだと

荻田和秀『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』より。下線部は私。

 

 

「というわけらしい。まあ、中絶とかは考えていないけど・・・学会も勧めていないとなると、なんか引っかかるな(権威に弱いヤツ)」

 

ちなみに、あとで調べてみると、本当に学会HPに明記されていたのでびっくり。普通に『妊娠 性別』で検索すると、「いつ頃分かるの?」「どうやってわかるの?」という情報が多く、性別を聞くのが当たり前の感覚になっていたので・・・。

 

 

妻「でも、じゃあ、A子が先生から20週目あたりに教えてもらった、って言うのはどういうこと?」

 

「うーん、リアルなことはわかんないけど、たまたま先生が「あ、なんか突起物がある」とか言ったのをきいてA子ちゃんが『じゃあ男の子ですか!?男ですね!?』ってぐいぐいと聞いたとか?」

 

妻「・・・ああ。A子、学級委員みたいに何でもしっかり把握しておきたいタイプだから、もしかしたらそうかも」

 

「もしくは、さっきの本にも『性別告知する医者は実際は結構いる。』って書いてたから、先生によっては軽い感じで教えてくれるかも。ーーで、どうする?明日行ったときはお医者さんに聞くの?」

 

妻「・・・うーん。さっきまで聞こうと思ったけど、イモちゃん(私)の話聞いたらね・・・。なによりも、お母さんに反対されるとは思わなかったから、びっくりしちゃった」

 

「いやまあ・・・聞いても良いとは思うけどね。中絶とか考えてるわけでも無いし」

 

妻「そうね。でも、私から聞くのはやめるね。もし先生が言ってきたらしょうがないけど。とりあえず、情報あったら教えるわ」

 

 

妻は本当に聞かずに済ませられるのだろうか。この知りたがりの妻が。まあ、ひとまず明日の反応を待ってみよう。

 

 

 

 

 ・荻田和秀『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』

・ 日本遺伝カウンセリング学会HP『遺伝学的検査に関するガイドライン

http://www.jsgc.jp/geneguide.html

 ・日本産婦人科科学会HP『出生前に行われる遺伝学的検査および診断に関する見解』

http://www.jsog.or.jp/modules/statement/index.php?content_id=33

 ・ユニチャームHP『妊娠中の赤ちゃんの性別の見分け方!いつわかる?』

https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/fetus/pt0669.html

 ・その他

https://mamajoy.net/2017/08/28/echo-machigai/#i-4