ギザ十な日々

2人の息子と妻との日々を書いています。

育休中の妻がハマった作品は・・・

 

2週間前。

 

休日の夜、月齢まもなく3ヶ月の息子をあやしながら、Netflixで『男はつらいよ』をぼんやりと観る。

 

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20歳の頃に第1作目をみたのだが、根が真面目な私は、寅さんのちゃらんぽらんな性格がどうも好きになれず、2作目以降は観ていなかった。

 

息子をあやしているときは、よく旅YouTuberをを流していたのだが、それも少し飽きてきたので、代わりになるドラマを探していた。あんまり頭を使わなくて済みそうな作品として自分の頭にフィルターをかけ、男はつらいよにたどり着いたのである。

 

 

あの有名なOPが流れた頃に、風呂上がりの妻がやってくる。

 

妻「何観てんの?」

 

「寅さん。男はつらいよ

 

妻「何でそんなの観てんの?笑」

 

「なんで、って言われも。一応、名作だしなあ」

 

妻「ふーん。まあ、いいけど。そろそろタロウ寝かせるよ」

 

「ああ、はい。じゃあな、タロウ」

 

というわけで、妻は寅さんには興味が無いようで、息子を寝室に連れて行った。

 

 

さて、前述の通り10年前にはじめて観た頃は、寅さんの性格が苦手であまりハマらなかったのだが、今になってみてみると・・・これがまた実に面白い。こんな風になっちゃいけない。でも、こういう風に生きてみたいなあ、と、自分の中で抑えている気持ちがうずく。そして、さくら(倍賞千恵子)がキレイでキレイで・・・。

 

気づけば、あっという間に2作目を見終え、3作目、4作目・・・と毎日のように寅さんを見る日々となった。

 

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1週間前。

 

いつものようにNetflixで『男はつらいよ』を見る。この日は第7作目で、青森出身の上京娘を世話しているうちに恋をする話。

 

 

妻「ちょっと、またコレみてんの?」

 

「うん。面白いのよ。寅さん。観てみなよ。恋愛要素もあって、むしろ女性がハマるんじゃ無いの」

 

妻「恋愛要素?あ、そうなの?じゃあ、少し観る」

 

といって、妻も観はじめる。そして、最後まで見終わると・・・

 

妻「面白いね。これ。意外と」

 

「ね、ね。面白いでしょ」

 

妻「うちのお母さん、よく『それを言っちゃあおしまいよ』って言うんだけど、寅さんの真似だったのかしら」

 

「それは知らんけど・・・そうかもね」

 

ーー

 

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それ以降、妻は毎日のように『男はつらいよ』を観ている。ちょうど観ていた韓国ドラマが完結したのも理由らしい。

 

妻は今は育休中でずっと家にいる生活なわけだが、育児・在宅ストレスで心身共に疲れている中、寅さんは彼女の心の支えになっているようである。なお、妻曰く

 

妻「コレ面白いよ。絶対。恋愛要素もあるから、女子ウケするんだって」

 

だそう。・・・それ、俺が言ったヤツだけどね。

 

まあ、妻がリラックスできているならばなんでも良い。寅さんのお陰で我が家の平和が守られているのであった。

 

一つだけ気になるのは、妻が少し口調が悪くなっている点くらいだろうか。「さっきからいってるじゃねえか」とか「哺乳瓶洗っといてくれや」とか「訳を聞こうじゃねえか」とか「いつまでもバカみたいに起きてるんじゃ無いよ」とか言い始めるのは・・・ちょっと。妻はまわりから言葉遣いの影響を受けやすいのは昔からだけどね・・・。

 

 

ともかく、 育休中の奥様方、寅さんは女性におすすめらしいので、リフレッシュしたいときや気分転換したいときに一度どうぞ。場合によっては、寅さんに対して『コイツ何なんだよ!?』と思うかもしれませんが、その際は早めに観るのをやめましょう。ずっとそんな感じなんで。