ギザ十な日々

2人の息子と妻との日々を書いています。

同僚からの出産報告も、今まで以上に重みを感じる

 

今日。自宅で在宅勤務中。

1通のメールが届く。

 

皆様

お疲れ様です。この度、無事に第一子となる女の子を出産しました。名前は○○と命名しました。おかげさまで母子ともに健康で昨日退院することができました。

コロナの感染拡大も続いている状況ですので体調には気をつけてお過ごしください。以上、まずはご報告とさせていただきます。

 

2ヶ月程前に産休に入っていた女性の社員の方からであった。無事に出産できたとのことで、赤ちゃんの写真が添付されていた。

 

自分も子供ができるまでは、こういう挨拶メールはただの他人事にしか思えなかったのだが、自分も数ヶ月前に親になり、メールを読んだときは感慨ひとしおであった。こんなご時世だし、きっと、沢山不安な思いを抱きながら出産を迎えたことだろう。

 

テレビを付けると、なんとも悲しいニュースを目にした。正直、今までのコロナ関連のニュースで、最も胸が痛くなった。

 

www3.nhk.or.jp

 

このニュース、あまり当事者意識の薄いことは書かない方がいいだろう。この女性は中等症で入院されているとのことで、まずは体調回復されることを切に願う。

 

 

我が家では妻が故郷で里帰り出産した。新型コロナ患者が今日ほど増加していなかったけど、自分たちだってどうなっていたか分からない。そう思うと、新型コロナに対し、自分が感染するかしないか、という単純な視点を超えて警戒した行動を取らなければならないと感じる。

 

 

このニュースを観た後だったからということもあるが、無事出産をされた先輩女性社員の方にも返信を試みる。普段だったらこういうメールには返信とかしないんだけど。

 

しかし、普段から余計なことを口走る傾向がある私である。出産後ということでセンシティブな心境だろうから、文章には最大限配慮しなければならない。

 

ちょうど、母乳を与えていた妻に助言を求める。

 

「こういうメールには返信した方がいいかしら」

 

妻「そりゃそうよ。返信してあげた方が喜ぶんじゃない?ただでさえ、育休中で職場と気持ちの面で距離ができてるんだろうから。私も職場の人から『おめでとう!』とか『かわいいい!』って来たらうれしかったよ」

 

「なるほどね。文面で何か気をつけることは」

 

妻「うーん。まあ、普通に『かわいい赤ちゃんですね!』とかでいいんじゃ無い?あ、でも上から目線はダメだよ?『これから○○みたいなことありますから、こうしたらいいですよ』とか『夜泣き大変ですけど、こうしたらいいですよ』とか。本人は気持ちよくアドバイスしている気分なんだけど、下手に先輩面されるとイライラするから。まあ、私の場合だけど」

 

「先輩面はだめねえ。まあ、先輩面って言ったって、俺も3ヶ月前に親になったばかりだしな。参考にします」

 

というわけで、短めに返信を返す。とりあえず、先輩面は無しで。

 

ご出産おめでとうございます!母子ともに健康とのことで本当に何よりです。出産を終えた奥さんの気持ちが分からずに私も日々困っておりますので、復帰されましたら是非アドバイスくださいね。まずはお体ご自愛ください。  

                               ヤキイモ

 

 

・・・これが正解かどうかは、もうわかりません。人によって感じ方も置かれている状況も異なるからね。

 

 

年を取れば取るほど、正解が分からないことが増えてくるなあ、と感じる日々である。